第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園球場)の出場校が発表され、北海道からはクラーク記念国際の初出場が決定した。前任の駒大岩見沢の監督時代に昭和、平成で甲子園出場経験のある佐々木 啓司監督が、令和を加えた3元号の甲子園出場を実現することになった。

 朝方に氷点下20度近くを記録した北海道・深川市に、初めてのセンバツ甲子園出場の知らせが届いたのは、午後3時14分だった。体調不良で欠席となった冒険家・三浦 雄一郎校長に代わって、岡田 聡副校長が受話器を取り、「喜んでお受けいたします」と出場を受諾。副校長はすぐに正面玄関前まで移動し、硬式野球部員に報告した。雪で真っ白になった中庭で、1、2年生部員の笑顔が弾けた。

 クラーク記念国際は、昨年10月の秋季北海道大会で、駒大苫小牧北海立命館慶祥東海大札幌旭川実と、全国的にも強豪として知られる5校を撃破して初優勝。北海道代表としての選出が確実視されていた。ともに球速140キロを超えるWエースの左腕・山中 麟翔(りんと)投手、右腕・辻田 旭輝(あさひ)投手(いずれも2年)が引っ張る堅い守りと、〝ここぞ〟というところで一気に畳み込む打線が武器だ。主将の白取 太郎外野手(2年)は「全国に自分たちの名前をとどろかせたい。全国大会での初勝利、そして日本一を目指して頑張りたい」と、高い目標を掲げた。