28日、第94回選抜高等学校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)のセンバツ出場校が発表され、九州国際大付(福岡)の11年ぶり3回目の出場が決まった。

 午後3時50分、西元孝幸学校長の吉報が届き、出場決定の知らせは、すぐに校舎内のグラウンドで練習を行う選手たちへ伝えられた。「先程、センバツの選考委員会から第94回選抜高等学校野球大会への出場をいただきました」と西元校長が高らかに告げると、選手たちは安堵の表情。

 野田 海人主将は「自分の中でも、野球を始めた時からの目標だったので、素直に嬉しい気持ちでいっぱいです。まだ実感は湧いていませんが、そろそろ実戦も始まるので甲子園を意識した気持ちで取り組めたらと思います」と語り、高ぶる気持ちを抑えながら意気込みを口にした。

 昨秋は、強力打線を武器に秋季九州地区大会優勝を果たし、明治神宮大会でもベスト4進出。核弾頭の黒田 義信外野手(2年)に始まり、強肩強打の野田捕手(2年)、1年生スラッガーの佐倉 侠史朗内野手と高い攻撃力が光り、また守備面でもエース左腕の香西一希投手(2年)を軸に、九州大会の全4試合を通じて無失策と攻守でバランスの取れた布陣となってる。

 チームを率いる楠城徹監督は、「秋の予選のスタートでは、『こういうチームだ』といったものがありませんでしたが、一戦ごとに守りのチームから打つチームに変貌していき、強いチームとも互角に戦えるなと実感していきました。打つ方では1番の黒田、4番の佐倉が間違いなく打ってくれると信じています」と語り、その打力に自信を見せる。

 楠城監督は2014年夏に就任して以降、2度(2015年・2016年)の夏の甲子園出場に導いてきたが、センバツ甲子園への出場はこれが初となる。明治神宮大会を経験したことで、選手たちは全国レベルを肌で感じ、全国制覇への距離はより明確になった。

「前回の甲子園から間が空いてしまい、ウズウズしているところに、このような結果が出せました。前回、前々回と違って、どれくらいの戦力があるか明治神宮大会で経験させてもらいましたので、頂点を目指してしっかりと戦いたいと思います」

 前回の選抜甲子園出場の際は、髙城 俊人捕手(DeNA)や三好 匠投手(広島)などを擁して準優勝に輝いた。九州の横綱が、初の栄冠を勝ち取るか注目だ。