1月28日に、いよいよ2022年選抜高校野球大会の出場32校が決定する。これまでに数々のドラマを生んできたセンバツ出場校の発表。今年はどんなドラマが待っているのだろうか。 ​

 運命の日を前に、過去のセンバツ出場決定で起こった「サプライズ」を振り返ってみたい。

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2019年(平31)第91回大会


 ここまでドラマを生んできた関東・東京枠の選考で、史上初の選考結果が生まれた。関東4強と東京優勝の計5校が順当に選出された後、6校目が選考されるが、関東大会準々決勝でコールド負けした横浜(神奈川1位)が選出された。一般枠で関東大会8強コールド負けからの選出されたのは初めてだった。 ​

 この年は関東大会4強が桐蔭学園(神奈川2位)、春日部共栄(埼玉1位)、山梨学院(山梨2位)、習志野(千葉2位)で、東京の優勝は国士舘だった。東京準優勝の東海大菅生と関東8強の横浜前橋育英(群馬)、佐野日大(栃木)、東海大甲府(山梨)で6校目を選出することになった。関東大会の準々決勝の結果は以下の通り。 ​

東海大甲府 4-8 習志野
佐野日大 1-8 桐蔭学園
前橋育英 1-9 山梨学院
横浜 2-9 春日部共栄

 どのチームも似たような敗戦をしていたが、この4チームでは横浜がトップ評価だった。のちに阪神に入団する最速153キロ左腕・及川 雅貴投手がいて、優勝した桐蔭学園に神奈川県大会決勝で11対2で大勝していたことが評価された。 ​

 対する東海大菅生は都大会で難敵を倒して決勝に進んでいた。初戦こそ20対2(対東京成徳大高)だったが、2回戦で桜美林、3回戦は二松学舎大附、準々決勝は岩倉、準決勝で早稲田実業を破った。甲子園出場経験チームと接戦の末に勝利し、早稲田実業戦は完封ゲームだった。そして決勝も国士舘に3対4の惜敗。初回に4失点を許すも、徐々に詰め寄る試合内容だった。 ​

 激論が交わされた末に「関東大会のレベルが高かった」という理由もあり、タレント力がある横浜が選出された。 ​

 横浜はセンバツ初戦で明豊(大分)に5対13の大敗を喫した。2回まで4対0とリードも、3回に先発・及川が制球を乱してピンチを作り、この回5失点。2番手以降も明豊打線を抑えられず、12安打を許し3投手8四球も響いての大量失点だった。夏は準々決勝で5点リードも終盤に追いつかれた末に6対8で相模原に逆転負けを喫して甲子園には届かなかった。 ​

 なお、選考で悔しい落選となった東海大菅生は、その年の夏、西東京大会でベスト4に終わりリベンジはならなかった。