毎年数多くの逸材が誕生する独立リーグ・四国アイランドリーグplus。2021年の後期は高知ファイティングドッグス(以下、高知FD)が優勝を飾る形となったが、24日に2022年より新入団で加入する選手たちを発表した。

 特別合格選手を含めて、19人のルーキーが加入することになった高知FDだが、その中に気になるのが鹿児島城西から入団する乗田 元気内野手だ。

 167センチ、67キロと体格は小さいものの、鹿児島城西では打っては2番に座りながらホームランも打てるパンチ力を兼ね備えた強打のスラッガーとして打線をけん引。

 そして守ってはショートを本職としつつ、マウンドに上がることもあった。馬力を利かせた躍動感あるフォームから、伸びのあるボールを投げ込む本格派投手として活躍した。

 さらに走っても50メートル5秒台で駆け抜ける脚力を持ち合わせるなど、潜在能力の高さは、どのプレーを見ても感じられる。

 下級生の時から主力選手としてプレーし、2年生の時は甲子園交流試合で全国の舞台を経験した。その後は主将としても強豪・鹿児島城西をまとめてきた乗田だが、小学生の時はソフトバンクジュニアに選出された。

 当時のチームメイトは関戸 康介投手(大阪桐蔭)や毛利 海大投手(福岡大大濠)らといった世代を代表する選手たちが並ぶなか、乗田もソフトバンクのユニフォームを身に纏ってプレー。またテレビ番組にも出演するなど早くから注目を浴びつつも実績を積んできたエリートであり、逸材であることは間違いない。

 高知FDが所属する四国アイランドリーグは、ソフトバンクと交流戦で対戦する機会が何度かある。乗田自身、そして鹿児島城西の恩師・佐々木誠監督にとって縁があるチームだ。ソフトバンク、そして同じリーグのチームとの試合を含め、独立リーグという厳しい環境でどのような成長曲線を描くか楽しみだ。