明治大合格者投手5人が全員ドラフト候補!4年後はNPB上位を狙える存在になるか?
久野(報徳学園)、毛利(福岡大大濠)、大川(常総学院)、高須(静岡)、菱川(花巻東)
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明治大は野手合格者も凄い。浦学の遊撃手、天理のスラッガー、東海大菅生の外野手など甲子園経験者が8名!
東京六大学の明治大の推薦合格者が発表された。明治大といえば、ドラフト候補クラスが一挙入学することで話題となるが、今年度も合格者も素晴らしい。投手、野手の顔ぶれが素晴らしいので、分けて紹介したい。まず投手だ。
今回の投手はドラフト候補と騒がれた逸材が多いのだが、その中でも楽しみなのが常総学院の大川 慈英投手だ。2年秋、秋本璃空投手(立正大進学)とともにダブルエースとして活躍した大川はテークバックが大きいフォームから最速147キロの速球、鋭く落ちるスライダー、チェンジアップを武器に最後の夏はエースを託され、圧巻の投球内容だった。4年後にはドラフト上位候補も狙える。
とにかく投球練習、試合での投球は破壊力ある速球が印象的だった。本人が目指していたのは155キロだった。性格は几帳面で、野球ノートを見た時、綺麗な字でその日の練習内容、テーマが書かれていた。明治大のエースを担う可能性は十二分にある。
福岡大大濠の毛利 海大投手も注目だ。センバツではベスト8入りに貢献。投球フォームを見ると、早川 隆久(楽天)の高校時代を思い出す投手で、フォーム技術の高さ、ボールの切れは申し分ないので、4年間でどれだけストレートがパワーアップし、東京六大学で実績を重ねる事ができるか注目だ。
久野悠斗投手(報徳学園)も長身から振り下ろす最速143キロのストレート、鋭く曲がるスライダー、フォークを操る大型左腕で、毛利投手と一緒にこの投手が入るのはもはや凄いことだ。
そして高須大雅投手(静岡)も190センチを超える長身から最速145キロの速球、鋭く落ちるフォークを武器にする大型右腕。総合力は高いものの、高卒でプロにいく投手と比べるとストレートの強さが物足りなかった。4年間かけて総合力アップができれば、楽しみだ。
花巻東の菱川 一輝投手もバランスが取れた完成度の高いフォームから繰り出す140キロ後半の速球が武器の大型右腕だ。順調にいけば、150キロ超えは十分に期待できる。
この5人、NPBはもちろん。もしNPBはいけなくてもトップレベルの社会人チームは十分にプレーできる素質を持った投手だ。ぜひ最終学年には、この5人とも騒がれる存在になることを期待したい。
(記事:河嶋宗一)
[page_break:明治大 推薦合格者一覧]【投手】
大川 慈英(おおかわ じぇい、常総学院)
高須 大雅(たかす ひろまさ、静岡)
久野 悠斗(ひさの ゆうと、報徳学園)
菱川 一輝(ひしかわ かずき、花巻東)
毛利 海大(もうり かいと、福岡大大濠)
【内野手】
木本 圭一(きもと けいいち、桐蔭学園)
宮田 知弥(みやた かずや、横浜)
三輪 拓未(みわ たくみ、常総学院)
吉田 匠吾(よしだ しょうご、浦和学院)
【外野手】
今井 英寿(いまい ひでとし、松商学園)
植田 颯斗(うえだ はやと、加藤学園)
瀨 千皓(せ ちひろ、天理)
千田 光一郎(ちだ こういちろう、東海大菅生)