大阪ガスのドラフト候補右腕、大阪桐蔭、立大OBのルーキーなど 社会人ベストナインの顔ぶれ
高校時代の河野 佳(広陵)、三井 健右(大阪桐蔭)
日本野球連盟は20日、2021年度の表彰選手を発表。ベストナインには以下の10名が輝いた。(◎は甲子園経験者)
投手 大阪ガス・河野 佳(広島広陵)◎
捕手 セガサミー・須田 凌平(千葉黎明-立正大)
一塁手 三菱重工East・久木田 雄介(れいめい—第一工科大)
二塁手 大阪ガス・峰下 智弘(佐賀学園-近畿大)◎
三塁手 東芝・吉田 潤(岡山理大附)◎
遊撃手 セガサミー・中川 智裕(近大附-近畿大)
外野手 NTT東日本・向山 基生(法政二-法政大)
外野手 大阪ガス・末包 昇大(高松商-東洋大-広島6位)
外野手 三菱重工East・小栁 卓也(春日部共栄-日本体育大)
指名打者 大阪ガス・三井 健右(大阪桐蔭-立教大)◎
選考では今年度行われた日本選手権、全日本クラブ選手権、都市対抗、JABA主要11大会での活躍が対象となった。
投手部門で受賞した大阪ガスの河野は最多勝利投手賞(7戦6勝0敗)、最優秀防御率賞(防御率0.21)の投手部門2冠にも輝いた。高校時代は広島広陵で2度甲子園のマウンドを経験。プロ志望届は提出せず社会人の道に進んだ。来シーズンはドラフト解禁年となる。すでに社会人の上位候補として注目を集める存在だ。
NTT東日本の向山は最多本塁打賞(6本)、最多打点賞(20打点)の2冠を達成。法政大時代は大学日本代表に選出された経験も持つ。
三菱重工Eastの久木田は首位打者賞(打率.444)も受賞。そして指名打者部門では大阪桐蔭OBで立教大から大阪ガスへ進んだルーキー・三井が受賞した。立教大時代はリーグ戦通算9本塁打を放ったスラッガーで、日本選手権の2回戦・西部ガス戦ではバックスクリーン右へ本塁打を記録。大会2連覇へ牽引した。
また、今年のドラフトで広島に6位指名を受けた大阪ガスの末包も初受賞を果たした。