【動画】好投手を続々と輩出する茨城の強豪が実践する投手トレーニングとは?
春、夏あわせて3度の甲子園出場実績を誇り、プロ野球選手も数多く輩出している茨城を代表する強豪校・霞ヶ浦。この秋はベスト8まで勝ち進んだものの、土浦日大に0対1で惜敗。あと一歩力及ばず、関東大会への切符を逃した。
しかし、伝統とも言える投手力は今も健在。今年はエース・山田大河、赤羽蓮、そしてベンチ外ではあるものの期待を寄せる渡辺夏一の3本柱が来春以降のカギを握る存在となりそう。
そんな霞ヶ浦と言えば、カープで活躍する遠藤淳志をはじめプロの世界にも選手を輩出する投手力を武器に戦うのがチームカラーとなっている。その裏には、つくば秀英で監督をされていた沢辺卓己前監督の教えを参考に、「立ち・はがし・うねり・受け」の4つのポイントを投手全員が覚えていることが大きい。
また沢辺氏が考案した練習メニューを取り入れた甲斐もあり、ピッチャーが育ちやすい傾向にあるという。実際にエース・山田はこの練習とポイントを覚えたことで、「球速は4、5キロ伸び、ボールのキレも変わった」と成長を実感している。
好投手中心に守りを鍛える霞ヶ浦は、甲子園に最後出場したのは2019年。3年ぶりの夏の甲子園を目指し、現在も練習を重ねている。春以降に新たな好投手が誕生すれば、夏の甲子園はぐっと近づくはずだ。好投手が多く生まれる霞ヶ浦から、春先はどんな選手が誕生するのか。野手陣の奮起にも期待しつつ、躍進を楽しみにしたい。