甲子園優勝投手、通算64本塁打のスラッガーなど青学大合格者の精鋭9名を解説
ヴァデルナ(日本航空)、中西(智辯和歌山)、藤原(大阪桐蔭)、初谷(関東一)
東都一部・青学大は22年度合格者9名を発表した。凄いという評判だが、なぜ凄いのか紹介していきたい。
まず甲子園優勝投手の中西 聖輝(智辯和歌山)は、この夏にかけて常時140キロ中盤を叩き出すようになり、スライダー、チェンジアップ、カーブなど変化球の使い分けが絶妙にうまくなった好投手。
ヴァデルナ・フェルガス(日本航空)は今年の高校生左腕では屈指の完成度の高さを誇る技巧派。ストレート、スライダー、チェンジアップの使い分けがうまく、計算が立つ投手だ。渡辺 光羽(金沢学院)は知る人ぞ知る好左腕。真っ向から振り下ろす130キロ後半のストレート、鋭く曲がるスライダーを武器にゲームメイクができる投手だ。
小田 康一郎(中京)は1年夏に甲子園出場。高校通算34本塁打を放っており、期待の大型スラッガーだ。初谷 健心(関東第一)は1年夏から甲子園を経験した巧打の内野手。自慢の強肩から三塁・遊撃を務め、脚力も高く、非常にレベルが高い選手だ。小田と初谷は八王子シニア時代のチームメイト。大学で再び同じチームでプレーすることとなる。
藤原 夏暉(大阪桐蔭)は3年春の近畿大会決勝戦でサヨナラ本塁打を放った強打俊足のスイッチーヒッター。ショートの守備も安定しており、期待が高い。松本 龍哉(盛岡大附)は高校通算64本塁打を放ったスラッガーだ。堀町 沖永(東海大菅生)は2年生から4番を務める強打者。打球速度も速く、数年後には主軸打者として期待できそうだ。
中田 達也(星稜)は小学校時代にゴルフを経験しており、アッパースイングで本塁打を量産。オリックスの主砲・吉田 正尚(敦賀気比)に憧れを口にしていたが、吉田と同じく青学大で実力を磨くことになる。
まさに精鋭9名たち。ぜひ活躍することを期待したい。
【投手】
中西 聖輝(なかにし まさき、智辯和歌山)
渡辺 光羽(わたなべ こうは、金沢学院)
【内野手】
小田 康一郎(おだ こういちろう、中京)
初谷 健心(はつたに けんしん、関東第一)
藤原 夏暉(ふじわら なつき、大阪桐蔭)
松本 龍哉(まつもと たつや、盛岡大附)
【外野手】
堀町 沖永(ほりまち おきと、東海大菅生)
中田 達也(なかた たつや、星稜)