今年、第103回全国高等学校野球選手権大会への出場を果たした西日本短大附
 この福岡県屈指の名門校こそ、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志ビッグボスのボ母校である。

「当時は全寮制でしたが、とにかく練習の虫。いつも夜遅くまで練習していて、バット振っているか、筋トレしてるかみたいな状態でした」

 こう語るのは新庄の高校時代の同級生で、現在は同校野球部の監督を務める西村慎太郎氏だ。同じ釜の飯を食べ、グラウンドで苦楽を共にした西村監督は、話題を振りまく現在の姿にもかつての面影を感じると笑顔で振り返る。

「高校時代はそんなに喋ったりするタイプではありませんでしたが、言葉を願望形で語らないところがありました。『プロ野球選手になる』と断定形で言い切って、その言葉によって自分を目標に近づけていくタイプだったなと思います。
 ですから現在の言動も、目標をを実現するためにまずはキーワードを作って、彼なりに考えて言葉を発しているようにしか見えません。注目されるためではなく、純粋に思ってることを言葉に出しているのだと思います」

 すべてはチームを強くするため、選手の能力を引き出すための言動であると分析する西村監督。見方によってはふざけているようにも聞こえるが、それでも言葉の端々で選手へのリスペクトを感じるという。

「少し前に話をした時、『プロで下手なやつはいないよね』と言っていました。本音で言っていると思いましたし、だからこそやり方を変えたら結果が出ると本気で考えて、あのような発言に繋がっているんだと思います。
 やっぱり中には、注目された方が力を発揮する選手もいるじゃないですか。例えば吉田輝星投手なんかは華やかな道を歩んできたので、髪型を変えてみろとか、そういった声掛けをしたのではないでしょうか」

 新庄は現在も、移動用のバスやTシャツをプレゼントするなど野球部との関わりを持っており、西村監督も「ワクワクしています」とその活躍に期待を寄せる。今後も一挙手一投足に注目だ。