「21世紀枠」47都道府県で選出が最も多いのは？未選出は15府県

この春、県勢初選出を果たした三島南（静岡）

　現在、北海道と推薦の辞退があった秋田以外では各都道府県の21世紀枠推薦校が出揃っている。今春の選抜大会は明治神宮大会の中止に伴い1枠増の4校が選出されたが、来春は例年通り3枠となりそうだ。21世紀枠は2001年の第73回大会から創設され、これまで58校が聖地に足を踏み入れた。過去には2001年に出場した宜野座（沖縄）と2009年に出場した利府（宮城）がベスト4に進出するなど健闘を見せている。

　最も多く選出されているのは北海道と島根で、これまでともに4校が選出されている。そして15府県からはまだ選出がない。今年は2014年に21世紀枠で出場した鹿児島大島が九州大会準優勝を収め、躍進した。一般枠での選出が濃厚となっている。今年はどこの地域から選出されるだろうか。今後は12月10日に9地区の候補校が決まり、年が開けた1月28日に行われるセンバツ選考委員会で一般枠、神宮枠も含め出場校が決まる。

【過去選出されたチーム：都道府県別】
北海道　鵡川（2002）、女満別（2012）、遠軽（2013）、帯広農（2020）
青森　八戸西（2021）
岩手　一関一（2004）、釜石（2016）、不来方（2017）
宮城　一迫商（2005）、利府（2009）、石巻工（2012）
秋田　大館鳳鳴（2011）、由利工（2018）
山形　山形中央（2010）
福島　安積（2001）、いわき海星（2013）、磐城（2020）
茨城　石岡一（2019）
栃木　真岡工（2006）
群馬　なし
埼玉　なし
千葉　安房（2008）
東京　都立小山台（2014）
神奈川　なし
山梨　都留（2007）
新潟　柏崎（2003）、佐渡（2011）
富山　なし
石川　金沢桜丘（2006）
福井　なし
長野　なし
岐阜　多治見（2017）
静岡　三島南（2021）
愛知　成章（2008）、豊橋工（現：豊橋工）（2015）
三重　なし
滋賀　彦根東（2009）、膳所（2018）
京都　なし
大阪　なし
兵庫　洲本（2012）、長田（2016）、東播磨（2021）
奈良　なし
和歌山　和歌山向陽（2010）、海南（2014）、桐蔭（2015）
鳥取　なし
島根　松江北（2002）、隠岐（2003）、益田翔陽（2013）、平田（2020）
岡山　なし
広島　なし
山口　華陵（2008）
徳島　川島（2010）、徳島城南（2011）、富岡西（2019）
香川　高松（2005）、小豆島（2016）
愛媛　八幡浜（2004）、松山東（2015）
高知　土佐（2013）、高知中村（2017）
福岡　なし
佐賀　伊万里（2018）
長崎　なし
熊本　熊本西（2019）
大分　大分上野丘（2009）
宮崎　都城泉ヶ丘（2008）
鹿児島　鹿児島大島（2014）
沖縄　宜野座（2001）、具志川商（2021）