【センバツ】北信越地区からは10年間選出なし 過去5大会の21世紀枠出場校一覧
福井県の候補校に選ばれた丹生 ※写真は2019年より
11月24日をもって各都道府県からの21世紀枠推薦候補校の顔ぶれが出揃った。秋季大会の戦績だけを見ていけば、九州大会に出場している大分舞鶴や、近畿大会出場の塔南や奈良高田商といったチームに注目が集まる。ただ、21世紀枠に選出される理由は、大会結果だけではないため、最後までどの学校が選ばれるのか非常に楽しみだ。
そこで今回は過去5大会で選出された21世紀枠の学校、そして選ばれた地区を振り返りつつ、その傾向を見ていきたい。
過去5大会を見ていくと、各都道府県大会を勝ち抜き、地区大会で8強もしくは4強まで勝ち上がったチームが選ばれることが多い。昨年であれば東播磨や具志川商、そして一昨年は甲子園交流試合という形ではあるが、帯広農もインパクトを残す戦いぶりを見せてくれた。
また三島南や石岡一、さらには膳所のように県大会で秋季大会を終えたチームでも、選出されるケースが少なからずあった。
そして地区ごとで選出数を見ていくと傾向がはっきり出た。
過去5大会の最多は東北地区から4校。続いて九州地区の3校という結果が出てきた。そして過去5大会で北信越地区からは、21世紀枠のチームが選ばれていないという厳しい結果も同時に浮き彫りになった。ちなみに北信越地区が最後に選出されたのは、2011年の第83回大会で、新潟の佐渡となる。
北信越地区にとっては、今回選出されることとなれば、11年ぶりになる。それだけに石川の小松、福井の丹生など北信越地区の代表校には、大きな期待がかかるだろう。地区ごとの21世紀枠推薦候補校の発表は12月10日に予定されている。果たして、北信越地区をはじめ、どんな学校が選ばれるのだろうか。
<2021年>
東北:八戸西(青森:東北大会8強)
東海:三島南(静岡:県大会4強)
近畿:東播磨(兵庫:近畿大会出場)
九州:具志川商(沖縄:九州大会8強)
※2020年神宮大会中止に伴う1枠増加
<2020年>
北海道:帯広農(北海道:全道大会4強)
東北:磐城(福島:東北大会8強)
中国:平田(島根:中国大会8強)
<2019年>
関東:石岡一(茨城:県大会4強)
四国:富岡西(徳島:四国大会ベスト4)
九州:熊本西(熊本:九州大会出場)
<2018年>
東北:由利工(秋田:東北大会8強)
近畿:膳所(滋賀:県大会8強)
九州:伊万里(佐賀:九州大会出場)
<2017年>
東北:不来方(岩手:東北大会出場)
東海:多治見(岐阜:東海大会8強)
四国:高知中村(高知:四国大会8強)
<過去5年間の結果>
北海道:1(帯広農)
東北:4(八戸西、磐城、由利工、不来方)
関東:1(石岡一)
東海:2(三島南、多治見)
北信越:0
近畿:2(東播磨、膳所)
中国:1(平田)
四国:2(富岡西、高知中村)
九州:3(具志川商、熊本西、伊万里)