2021年の高校野球フィナーレを飾る明治神宮大会決勝戦が25日、行われる。対戦するのは、近畿代表・大阪桐蔭(大阪)と中国代表・広陵(広島)。大阪桐蔭左腕・前田 悠伍投手と、広陵4番・真鍋 慧内野手のスーパー1年生対決を中心とした見ごたえ十分の戦いとなりそうだ。

 優勝したチームが所属する地区には、来年センバツ大会の「神宮大会枠」が与えられ、通常の一般選考枠にプラス1される。近畿か中国・四国か。神宮球場での戦いだけでなく、センバツ出場の枠がどうなるかも注目される。

 大阪桐蔭が優勝した場合は近畿6枠の一般選考に1枠が増える。例年なら、近畿大会ベスト8に進んだ高校のなかから、ベスト4に進出した大阪桐蔭(大阪)、和歌山東(和歌山)、金光大阪(大阪)、天理(奈良)以外の4チームから2チームが選ばれるが、今回は3チームとなる。対象4校の近畿大会での成績は以下の通り。

<近畿大会>
市立和歌山(和歌山1位)
 〇2-1神戸学院大附(兵庫2位) 
 ●1-5天理=近畿ベスト4
  打率.185 防御率3.18

近江(滋賀3位)
 〇11-10(兵庫1位)
 ●6-7金光大阪=近畿ベスト4
  打率.300 防御率8.47

京都国際(京都1位)
 〇3-0履正社(大阪3位)
 ●2-3和歌山東=近畿準優勝
  打率.361 防御率1.50

東洋大姫路(兵庫3位)
 〇2-0智辯学園(奈良1位)
 ●0-5大阪桐蔭=明治神宮・決勝進出
  打率.233 防御率1.59

 戦いぶりと対戦相手、成績の数字、地域性からも京都国際東洋大姫路がやや有利か。近江市立和歌山の実力がどう判断されるかとなりそうだ。

 広陵が優勝した場合は、中国・四国の一般選考枠5が6に増えることになる。従来では中国と四国で決勝に進んだ2チームずつの4校に加えて、両地区から1校を選んできたが、2校が選ばれることになる。中国、四国大会で4強で終わったチームの地区大会成績は以下の通り。

<中国大会>
岡山学芸館(岡山2位)
 〇12-5(7回コールド)尾道商(広島2位)
 〇6-0立正大淞南(島根1位)
 ●4-7広陵=明治神宮・決勝進出
  打率.333 防御率3.60

倉敷工(岡山1位)
 〇5-0米子西(鳥取3位)
 〇10-2(7回コールド)宇部商(山口2位)
 ●6-9広島商=中国準優勝
  打率.340 防御率3.38

<四国大会>
明徳義塾(高知1位)
 〇8-1(8回コールド)阿南光(徳島3位)
 ●2-3(延長11回)鳴門(徳島1位)
  打率.197 防御率1.89

徳島商(徳島2位)
 〇3-1四学大香川西(香川3位)
 〇5-4新田(愛媛1位)
 ●4-11(8回コールド)高知=明治神宮初戦敗退
  打率.293 防御率5.26

 成績などからすれば中国大会では優勝した広陵から唯一得点したこともあり、岡山学芸館が1歩リードか。あと1校を成績に加え、地域性、戦いぶりなどをどう判断するかとなりそうだ。

 来年1月28日、出場校を決める選考委員会が行われ、一般選考枠28校、21世紀枠3校、そして「神宮大会枠」1校を含めた出場32校が決まる。