明治神宮大会決勝は広陵vs大阪桐蔭との一戦になった。

 準決勝では、広陵(中国・広島)の真鍋 慧内野手、花巻東(東北・岩手)の高校通算48本塁打のスラッガー・佐々木 麟太郎内野手、九州国際大付(九州・福岡)の大型スラッガー・佐倉 侠史朗内野手、大阪桐蔭(近畿・大阪)の145キロ左腕・前田 悠伍投手が1年生4人が注目されていたが、その4人が期待通りのパフォーマンスを示し、第1試合7000人、第2試合8500人の観衆を沸かせた。

 佐々木 麟太郎・・・第1打席で見逃し三振に倒れ、2打席目まで快音なし。しかし7回表、二死から詰まりながら左中間深くへ持っていくパワーは恐ろしい。そして8回表は、これまで苦しんでいた内角高めの直球に逆風をものともせず、同点3ランを放った。SNSではトレンド入りし、プロ野球ファンからも絶賛の声が飛んだ。この男が打つと、花巻東というチームが一気に乗り、途端に相手チームが受け身の野球になる。対戦していてこれほど嫌な打者はいない。

 

 2本塁打9打点、打率6割。間違いなく神宮大会の歴史に名を残す男となった。

真鍋 慧・・・3回裏に特大3ラン。打撃技術の高さは光るものがあり、インサイドアウトでしっかりと捉える打撃技術の高さは魅力的。今大会、10打数5安打を記録しており、この大会で大きく評価を上げた選手だ。

前田 悠伍・・・敦賀気比戦で6回10奪三振、そして九州国際大付戦では敦賀気比戦ほどのボールの勢いはないものの、7回7奪三振、2失点にまとめたのはさすが。

 前田は技術、スキルについては高校生では申し分ないものがあり、まだ細身の体型をパワーアップさせつつ、その肉体にあった投球フォームを身に着けて、ストレートのレベルアップ、投球の完成度を高められるかに尽きる。

 佐倉 侠史朗・・・大阪桐蔭戦ではソロ本塁打。9打数3安打に終わったが、打球速度、飛距離は非凡なものがある。佐々木、真鍋と比べると、まだ技術、対応力で差を感じるが、残り2年間で埋める時間は十分にある。

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