【九州】大島、九州国際大付などがセンバツ当確<9日の結果・トーナメント表>
佐倉俠史朗(九州国際大付)
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来年のセンバツ出場につながる秋季九州地区大会は9日、準々決勝が行われ、鹿児島大島(鹿児島)、有田工(佐賀)、九州国際大附(福岡)、長崎日大(長崎)が勝利してベスト4入り。来年春のセンバツ出場を確実にした。
鹿児島大島は左腕エース大野稼頭央投手(2年)が興南(沖縄)を6安打完封する活躍。3対0で勝利し、21世紀枠として出場した2014年以来、2度目のセンバツ出場を確実にした。鹿児島大野は降雨引き分け再試合と合わせ、これまで2戦連日完投。1日休養を挟んだこの日も先発し、9回121球を投げ切り、自ら先制打も放った。今大会全3試合完投、1人で28回467球を投げて聖地に導いた。
有田工はエース塚本 侑弥投手(2年)が長崎海星打線を完封する好投を見せ、来年春のセンバツ初出場を確実にした。塚本は三者凡退が6回の1イニングだけで、9安打される苦しいマウンドだったが、要所を締めて無失点に抑え、2試合連続完封勝利を挙げた。7回までわずか3安打に抑えられていた打線は、8回二死二、三塁で土谷 凱生外野手(2年)が2点適時打を放つ勝負強さを見せた。
九州国際大附は13対0の5回コールドで、今年のセンバツ準優勝の明豊(大分)を下して、準優勝した2011年以来、3度目のセンバツを確実にした。1対0で迎えた3回、二死二塁から3番大島 諄士外野手(2年)から怒涛の4連打など、打者一巡の猛攻で一挙に7点を奪って勝負を決めた。4回には1年生4番の佐倉 俠史朗内野手が、本塁打を放つなど10安打13得点で圧勝した。わずか2安打に終わった明豊の3季連続甲子園は難しくなった。
長崎日大は佐賀商(佐賀)に7対1で圧勝して、1999年以来、3度目のセンバツ出場を確実にした。初回に1点を先制されたがその裏に追いつくと5回に二死二塁から2番前田 凱地(2年)が勝ち越し打。7回には3四死球もからめた攻撃で一気に5得点を挙げて勝負をつけた。
準決勝は11日に予定されている。
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■大会日程・結果
第149回 九州地区高等学校野球大会
■11月9日の試合
■11月11日の試合