11月20日に開幕する第52回明治神宮野球大会。大学の部には関西地区から佛教大と龍谷大が出場する。

 第1代表は10年ぶり6回目の出場となる京滋大学野球連盟所属の佛教大。2年前の全日本大学野球選手権大会で準優勝した時の主力が数名残っており、攻守にまとまりのある野球で初の日本一を目指す。

 投手陣は技巧派左腕の木下 隆也(4年)と最速148キロ右腕の木村 光(3年)の奈良大附出身コンビが盤石。関西地区大学野球選手権大会は2試合とも2人の継投で1失点に抑えている。高校時代から切磋琢磨してきた2人が神宮の舞台でも必勝リレーを見せられるか。

 打線は2年前の躍進を知る3番・木岡 大地(4年=上宮太子)と5番・森本 翔大(4年=天理)が頼もしい働きを見せている。ミート力の高さに定評のある木岡は、秋のリーグ戦で打率.471の大当たり。主将を務める森本は第1代表決定戦で決勝打を放つなど、勝負強さが光る。全体的に粘り強い打者が揃っており、つなぎの打線が持ち味だ。



内倉一冴(履正社-龍谷大)

 第2代表は11年ぶり4回目の出場となる関西六大学野球連盟所属の龍谷大。下級生に力のある選手が多く、黄金時代の到来を予感させる。

 投手は伊藤 岳斗(磐田東)と中澤 嶺比叡山)の2年生コンビが軸となる。伊藤は最速153キロの速球が武器の本格派右腕。左打者の膝元に食い込むカットボールも鋭さがある。中澤は増居 翔太(慶応義塾大)を参考にしたという投球フォームからノビのあるストレートを投げ込む。リリーフにも140キロ台後半の速球を投げる柳橋 巧人(4年=金沢西)や藤田 宗純(2年=長崎日大)が控えており、投手層は厚い。

 彼らをリードするのが1年生ながら正捕手を務める土井 翔太郡山)。昨年はプロ志望届を出すも指名漏れ。そこから一般入試を経て龍谷大に入学した。冷静沈着なリードと勝負強い打撃を武器に1年生とは思えない活躍を見せており、神宮で評価を大きく上げるのではないだろうか。

 打線は米田 航輝(2年=市立和歌山)に内倉 一冴(2年=履正社)といった甲子園経験者が牽引しており、投打でハイレベルな選手が揃っている。かつて神宮を本拠地にしていた元ヤクルト・本郷 宏樹監督の采配にも注目だ。

(文=馬場 遼)