すでに49校中42校が敗退…夏の甲子園で奮闘した代表校の現在地
都準々決勝で日大三を前に敗れた東海大菅生
10月が終わり、秋季大会が終了。もしくは終盤に入っている地域が多いだろう。特に30日から東海、関東大会が始まり、熱戦が繰り広げられた。はたまた31日は近畿、中国、四国で大会が終わり、一段落がついた。そこで夏の甲子園に出場した49チームの現在を改めて確認したい。
夏の甲子園ベスト8だった明徳義塾は、四国大会準決勝・鳴門との延長11回の激戦の末に敗れた。先発・吉村 優聖歩が奮闘したが力及ばず、四国大会ベスト4で秋季大会を終えた。来春の選抜出場も微妙なラインとなり、同じく4強入りした徳島商や中国大会の結果次第となりそうだ。
また明徳義塾が敗退したことで、北信越大会を制した敦賀気比を除き、甲子園8強はすべて敗退する結果になった。
東海大会に出場した静岡も敗退。岐阜2位の大垣日大と対戦したが、2対7というスコアで敗戦。鈴木 脩矢がリリーフ登板したが、勝利には結びつけられなかった。
そして西東京・東海大菅生も敗退。準々決勝でライバル・日大三の前に敗れた。今年は甲子園を経験した福原 聖矢主将、小池 祐吏らを中心に優勝候補の一角に挙げられ、日大三相手にもリードしていたが、サヨナラ負けでベスト4進出と3季連続甲子園を逃した。選抜で好投したエース・鈴木 泰成らを軸に春以降の巻き返しを図る形になった。
一方で、近畿大会では大阪桐蔭が優勝を果たし神宮大会出場が決定。初戦で敦賀気比との強豪対決が実現することになった。大会は11月20日開幕だが、非常に楽しみなカードだ。
まもなく九州大会はまもなく開幕するが、夏の甲子園出場校からは熊本工、明豊が出場する。その2校を含めて、勝ち残っている7校は来春の選抜を確実なモノにできるのか。まだまだ秋季大会から目が離せない。
＜大会期間中：8校＞
・優勝
福井 敦賀気比
大阪 大阪桐蔭
・ベスト4
東東京 二松学舎大附
・ベスト8
埼玉 浦和学院（関東大会）
＜敗退校：41校＞
・ベスト4
石川 小松大谷（北信越大会）
高知 明徳義塾（四国大会）
山形 日大山形
岐阜 県立岐阜商
和歌山 智弁和歌山
鹿児島 樟南
・ベスト8
長野 松商学園（北信越大会）
新潟 日本文理（北信越大会）
滋賀 近江（近畿大会）
京都 京都国際（近畿大会）
徳島 阿南光（四国大会）
愛媛 新田（四国大会）
秋田 明桜
福島 日大東北
茨城 鹿島学園
栃木 作新学院
群馬 前橋育英
西東京 東海大菅生
兵庫 神戸国際大附
香川 高松商
山口 高川学園
長崎 長崎商
佐賀 東明館
沖縄 沖縄尚学
・ベスト16
岩手 盛岡大附（東北大会）
・その他
静岡 静岡（東海大会）
富山 高岡商（北信越大会）
奈良 智辯学園（近畿大会）
北北海道 帯広農
南北海道 北海
青森 弘前学院聖愛
宮城 東北学院
千葉 専大松戸
神奈川 横浜 ※大会途中辞退
山梨 日本航空
愛知 愛工大名電
岡山 倉敷商
広島 広島新庄
鳥取 米子東
