【福岡】打力好調の4校、打撃戦を制するチームが九州大会切符か<23日準決勝・トーナメント表>
冬木 壌太郎(自由ケ丘)、佐倉 侠史朗(九州国際大附)、白濱 快起(飯塚)、高 威廣(こう・いこう)(福岡第一)
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秋季福岡県大会は23日に準決勝が予定されている。対戦カードは、第一試合が自由ケ丘ー九州国際大附、第二試合が福岡第一ー飯塚。準々決勝では、すべてのチームが「打力」を武器に勝ち上がった。準決勝も当然、打ち合いが予想される。
来年センバツの重要な参考資料となる九州大会への出場はわずか2枠。準決勝に勝利したチームだけが、センバツ切符への道がつながる。負けられない戦いから目が離せない。
★自由ケ丘ー九州国際大附
自由ケ丘の打線はとにかく「フルスイング」をテーマに、個人個人が強いスイングをしかけて、ヒットを量産してきた。1番から5番までの上位打線は特に強力で、3番中村、4番冬木 壌太郎、5番吉村が得点源となる。4番冬木はバランスの取れた体格から、長打力を発揮する。豪快なスイングがはまれば、もちろんアーチが生まれる素質がある。
対する九州国際大附は1年生4番、佐倉 侠史朗がどっかりと打線を支えている。183センチで106キロ。「超重量級」からも予想できない体の切れもあり、5回戦東筑戦、準々決勝の福岡戦と2戦連発でホームランを放っている。楠城 徹監督も「4番が決まったので今年はなんとか」と手ごたえを感じている。3戦連発で九州大会を狙う。
191センチの最速145キロ右腕、飯塚の白濱 快起投手(2年)が、どこまで福岡第一打線を封じるかに焦点が集まる。準々決勝の福岡大大濠戦では10失点を喫したが、しっかり立て直したいところ。球速は140キロを超える直球を連発していたが、終盤疲れが見えてきた点もある。4番も任されているだけに、体力勝負となるだろう。
福岡第一は準々決勝で2者連続アーチを放った宮島侑大と末永弥雅斗の5番、6番が絶好調。台湾出身の4番高 威廣(こう・いこう)は鋭い打球でヒットを量産する。準々決勝でも、ホームラン2本に隠れたが、3打数2安打2打点をマークした。勝負強さもあり、飯塚・白濱攻略として、4番高のバットがカギを握るかもしれない。
4チームとも4番がカギになりそうだ。自由ケ丘・冬木、九州国際大附・佐倉、飯塚・白濱、福岡第一・高。秋季大会では珍しく打者が目立つ今年の福岡大会で、どのチームの4番が打撃を爆発させるだろうか。
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