花咲徳栄、7年連続で指名受ける 大阪桐蔭らの歴代1位に並ぶ
指名を受けた味谷大誠(花咲徳栄)
11日、プロ野球ドラフト会議が開催され、育成まで含めた128名がプロからの指名を受けることになった。来年、どんなルーキーがプロ野球界を沸かせてくれるのか非常に楽しみだ。
そのなかには、中日から4位指名を受けた花咲徳栄・味谷大誠も含まれるが、花咲徳栄はこれで2015年から7年連続で指名を受けるという結果になった。まずはその顔ぶれを振り返ってみたい。
<2015年からの指名者一覧>
・2015年
大滝愛斗 埼玉西武4位
・2018年
野村佑希 日本ハム2位
・2019年
韮澤雄也 広島4位
・2020年
井上朋也 ソフトバンク1位
・2021年
味谷大誠 中日4位
7年連続での指名は高校野球界においては歴代1位タイ。愛工大名電や大阪桐蔭、中京商が達成した記録に並んだ。改めて名実とも名門校であることを証明する記録になった。
2015年に指名された大滝から始まり、2016年には世代屈指の左腕と評された高橋。そして全国制覇を達成した2017年には、西川と清水の2人を同時にプロ野球の世界に送り出した。
さらにファイターズで急成長を遂げている期待のスラッガー・野村が2位指名を受けると、2020年には井上が、同校初となるドラフト1位指名をソフトバンクから受けた。
これまで指名された8人は夏の甲子園を経験し、その舞台でアピールもしてきた。味谷は最後、埼玉大会で終えていることを考えると、先輩たちとはまた違った価値ある指名ではないだろうか。
味谷の来年からの活躍も楽しみだが、花咲徳栄は来年も指名されるようなことがあれば、歴代最長記録を更新することになる。その行方にも期待して、来年のドラフトを待ちたい。