吉田輝星、2軍で月間MVP 勝てる投手へ成長中
高校時代の吉田 輝星(金足農出身)
先日、月間MVP賞が発表され、プロ3年目・藤原 恭大(大阪桐蔭出身)の受賞で話題となったが、今度は、8月度のファームの月間MVPに同期の吉田 輝星(金足農出身)が選出された。
8月は3試合に登板して3勝を記録して、防御率2.84という数字を残すなど、安定した活躍を見せた。2021年シーズンは1軍での登板が4月の千葉ロッテ戦以降ないが、この活躍をキープすれば、終盤で1軍昇格する可能性もでてきた。
実際に投球回数は2020年シーズンの59.2回より大幅に増え、シーズン途中で既に76回を投げている。1年目だった2019年が62回。すでに自己最多になっており、経験値はかなり増えてきている。
投球回とともに注目したいのが、クオリティースタートの割合だ。ここまでで、吉田は41.7%と高い数字を残している。またイースタン・リーグ6勝は9日時点で同リーグ3位タイにつけている。
一歩ずつ勝てる投手へ成長を続けている吉田。今シーズン再び1軍のマウンドで登板する姿を見ることが出来るのか。成長した姿が見られることを楽しみにしたい。
(記事=田中 裕毅)