甲子園8強・明徳義塾に難敵続く 秋季高知県大会組み合わせ決まる
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9月5日(日)、高知県高知市の高知県立高知工業高等学校において「第74回四国地区高等学校野球大会高知県予選」の組み合わせ抽選会が開催され、オンライン抽選の結果、29校21チーム(連合チームは室戸・安芸、安芸桜が丘・高知農と、高知東・高知丸の内・高知海洋、幡多農・清水と、高知西・高知国際の計3チーム)のやまがたが決まった。
当初、大会4強を今大会のシード校とする予定だった「第65回高知県選抜高等学校野球大会(県新人大会)」は新型コロナウイルス感染拡大の影響により予備選までで打ち切り。よって旧チームまでのポイント上位4校である明徳義塾・高知・高知中央・高知商の4校がポイント順にシード校のくじを引いた結果、お互い勝ち進めば高知商と高知、高知中央と明徳義塾が準決勝で対戦する組み合わせとなっている。
ただ、このカードが準決勝で実現するとは必ずしも限らない。高知商は2007年センバツでは室戸をベスト8に導いた横川 恒雄監督が夏の高知大会で勇退し、岩崎 智久監督が就任した梼原らが待ち受け、生光学園中ヤングでもエースだった右腕・髙橋 友(2年)と大型左腕・小西 匠(2年)の2枚看板で臨む高知には土佐らが挑む構図。高知中央も高知追手前らの挑戦を受ける。
そして最も厳しいやまがたに入ったのは夏甲子園8強の明徳義塾。準々決勝での対戦が予想される岡豊には最速142キロ右腕・浜口 颯一朗(2年)と夏はリードオフマンを張った中堅手・山本 涼雅(2年)が控える。代木 大和(3年)からエースナンバーを引き継いだ変則左腕・吉村 優聖歩(2年)ら投手陣の踏ん張りが、3年連続センバツ出場権獲得の第一歩となる大会3位以内を獲得する上でのポイントとなる。
大会は9月18日(土)に高知県高知市の高知県立春野総合運動公園野球場と高知市営球場の2会場を用い開幕。10月2日(土)・3日(日)の準々決勝から会場を高知県立春野総合運動公園野球場に一本化し、順調に日程が進めば準決勝は10月9日(土)、決勝戦・3位決定戦は翌10日(日)の予定だ。
なお、今大会は1・2回戦については控え部員と保護者代表の2名のみ入場可能となる無観客試合。準々決勝以降に一般入場者を迎えるか否かは新型コロナウイルス感染状況を見極めながら週ごとに開催される常任委員会で定めることになる。
10月23日(土)・24日(日)は愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムと愛媛県今治市の今治市営球場、30日(土)、31日(日)には愛媛県西条市の西条市ひうち球場で開催される「第74回秋季四国地区高等学校野球大会」への出場権利を巡る秋・土佐路の闘い。各チームの健闘と同時に森木 大智(高知3年)、代木 大和(明徳義塾3年)らの全国的スターに駆け上がる選手たちの奮闘努力にもおおいに期待したい。
記事=寺下 友徳
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■大会日程・結果
第74回 秋季四国地区高等学校野球大会 高知県予選
■9月18日の試合
第74回 秋季四国地区高等学校野球大会 高知県予選 | |
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1回戦 | 高知南 6 - 4 梼原 高知県立春野運動公園野球場 応援メッセージ |
伊野商 2 - 1 高知東工 高知県立春野運動公園野球場 応援メッセージ | |
土佐 3 - 2 高知小津 高知市営球場(高知市総合運動場 野球場) 応援メッセージ | |
高知東・高知丸の内・高知海洋・幡多農・清水 9 - 0 須崎総合 高知市営球場(高知市総合運動場 野球場) 応援メッセージ |