オリ2位・元謙太がチーム最多の二軍94試合出場。本塁打、二塁打数から飛躍の兆しが
高校時代の元謙太
現在、パ・リーグの首位オリックスは宮城大弥だけではなく、高卒1年目の来田涼斗が活躍を見せるなど、若手選手の活躍が目覚ましい。
そんな中、化けたらと面白いと思わせるのが元謙太だ。
岐阜中京時代は甲子園4強を経験。最終学年では遊撃手を務め、高校通算18本塁打をマークし、オリックスから2位指名を受けた。多くの球団が狙っていた有望株である元は前半戦、なかなか結果が出ない時でも辛抱強く起用された。
31日の2軍戦では、サヨナラ打を放った。
ここまでウエスタン・リーグで94試合に出場し、4本塁打、24打点、打率.139。打率面が少し気になるが、試合、本塁打はチーム単独トップ、打点は来田と並んでチームトップタイだ。
首脳陣は打率面で苦しむことは想定して実戦経験を積ませているのだろう。残りの公式戦、そして来年以降に実を結ぶ可能性は大いにある。
9月以降、どんな打棒を見せるか注目だ。
(記事:河嶋 宗一)