森士監督の最後の夏が終わる 浦和学院が初戦敗退
吉田 瑞樹
出場校全49チームで最後の登場となった浦和学院は、日大山形との2回戦で、3対4で浦和学院が敗れた。
初回、二死から3番・松嶋 晃希がヒットで出塁すると、4番・吉田 瑞樹と5番・藤井 一輝の連続タイムリーで2点を先取して主導権を握ったかのように思われた。
しかし直後に日大山形が、3番・佐藤 拓斗の一打などで同点に追いつくと、3回には6番・梅津 康生の一打などで2点を追加した。
浦和学院は2対4と2点差を追いかけて終盤に入るが、日大山形の2番手・滝口琉偉の速球を前に、チャンスをなかなか作らせてもらえず。8回に5番・藤井の犠牲フライで1点を返したが、1点差のまま9回へ。
途中出場の宮城誇南から始まる攻撃で二死満塁まで作ったが、日大山形・滝口の前に同点にすることが出来ず、浦和学院は初戦で姿を消すことになった。同時に、森監督の監督生活も幕を下ろした。
森監督はこれまでに小島和哉や渡邉勇太朗らをプロ野球に輩出し、2013年の選抜では優勝を果たした。春10回、夏12回の甲子園に導いた名将の最後の夏は2回戦で幕を下ろした。