セ・パ交流戦がほぼ終了し各チームとも65試合ほどを消化した。もう少しでシーズンの折返しとなるこの時期までに、多くの新人選手たちが一軍デビューを飾っている。

 やはり新人選手のなかでも佐藤 輝明(阪神)や早川 隆久(楽天)に目が行くが、その他の選手たちはどのような状況なのだろうか。各チームの新人選手たちのここまでを振り返ってみたい。

 2020年のドラフト会議で中日は支配下で6名の選手を指名したが、これまでに一軍デビューした選手はひとりもしない。

 しかし、育成ドラフト1位の左腕・近藤 廉(豊南高→札幌学院大)が開幕早々の3月30日に支配下登録を勝ち取ると、5月28日の日本ハム戦で待望の一軍デビューを果たしている。

 その試合では1回無失点2奪三振と結果を残すも、2試合目では1回1失点3四球と苦しんだ。6月13日に登録を抹消されており、今後は二軍で昇格の時を待つことになる。

 支配下で指名された6名を見ると、上位指名の高橋 宏斗中京大中京高/1位)と森 博人豊川高→日本体育大/2位)は二軍で登板を重ねている。

 すでに高橋は9試合に登板し25.1回を投げた。同じ高卒ルーキーの福島 章太倉敷工/4位)と加藤 翼帝京可児高/5位)が未登板であることを考えると、登板機会の多さに驚く。大卒の森も14試合の登板で18.1回を投げている。6月3日の試合では先発も経験し3回無失点と好投。ここまでの防御率も2.95と安定している。高橋より早く一軍昇格の時が訪れそうだ。

 野手勢では土田 龍空近江高/3位)が48試合、三好 大倫三本松高→JFE西日本/6位が37試合に出場している。土田は高卒出身ながらチーム3位となる121打席を与えられ、打率.241(108打数26安打)と結果を残している。

 一方、高卒社会人出身の三好はオープン戦最終盤まで一軍に帯同するも、13打数ノーヒットと打撃面で苦しみ開幕二軍スタートとなった。ここまで二軍では打率.213(94打数20安打)となっている。

 すでに育成ルーキーの近藤は一軍デビューを果たしたが、支配下で指名された6人のなかでは誰が一番初めに一軍への切符を手にするだろうか。今後が楽しみだ。

<中日:2020年ドラフト指名選手>
※育成ドラフトは支配下登録された選手のみ

1位:高橋 宏斗中京大中京高)
[一軍]出場なし
[二軍]9試合(25.1回) 0勝3敗 防御率6.39

2位:森 博人豊川高→日本体育大)
[一軍]出場なし
[二軍]14試合(18.1回) 1勝1敗 防御率2.95

3位:土田 龍空近江高)
[一軍]出場なし
[二軍]48試合 打率.241(108打数26安打) 1本塁打 12打点

4位:福島 章太倉敷工
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし

5位:加藤 翼帝京可児高)
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし

6位:三好 大倫三本松高→JFE西日本)
[一軍]出場なし
[二軍]37試合 打率.213(94打数20安打) 1本塁打 7打点

育成1位:近藤 廉(豊南高→札幌学院大)
[一軍]2試合(2回) 0勝0敗 防御率4.50
[二軍]10試合(9.2回) 0勝0敗 防御率4.66

※数字は2021年6月16日終了時点

(記事:勝田 聡)