今年のドラフト上位候補・畔柳 亨丞中京大中京)を輩出したSASUKE名古屋ヤング。実は畔柳と同じ世代から多くの投手が各地で活躍している。まず中学時代、U-15代表を経験した畔柳は説明不要の大活躍。センバツ甲子園で2完封。13日の東海大相模戦で最速150キロをマークし、3回無安打無失点の快投。2番手・鈴木 唯斗東邦で打者に転向。高校通算20本塁打を超えるスラッガーとして活躍をしている。

 3番手は最速143キロの大型右腕・森進之助(報徳学園)。中学時代はNOMOジャパンに選出された経歴を持つ逸材で、この夏のブレイクも期待されている。ここまでご存知の高校野球ファンも多いが、実は4番手投手も急浮上している。

 それが至学館のエース右腕・石川 大翔だ。最速は135キロ。きらめく才能を持った3人と比較すると、球速は劣るかもしれない。しかしその分、投球術で勝負。カットボール、スライダー、ツーシームは変化量を調整していきながら、打者との駆け引きが実にすぐれている。

 昨秋は東海大会を経験。さらには健大高崎の練習試合では8回15奪三振、横浜との練習試合では6回無失点の好投。東海大相模打線に対しては3回2失点なものの、ストレートに強い東海大相模打線を察して、投球のほとんどをツーシーム、カットボールで組み立てるなど、その観察力は抜けたものがある。

 石川は彼らの活躍に刺激を受けながらも畔柳についてはセンバツ前にエールを送ったという。中学では控え投手でも、こうした自分の持ち味を発揮してエースとして活躍しているのは素晴らしいこと。

 この夏。その先の野球人生でも輝くことを期待したい。