鷹リチャードと同期!福井工大の木村哲汰(沖縄尚学)が大会タイ11安打を記録
この試合で大会最多タイの11安打を記録した木村 哲汰(沖縄尚学)
全日本大学野球選手権は12日に準決勝が行われ慶應義塾大と福井工大が決勝進出を決めた。決勝戦で注目したいのが準決勝で1大会最多タイ記録となる11安打を放った福井工大の2番・木村 哲汰(沖縄尚学)だ。木村は今大会のメンバーからは外れていたが、大会直前の登録選手変更によりベンチ入り。1回戦の北海道学園大戦から「2番・右翼手」で起用され、2回戦の大阪商大戦では6回にソロ本塁打を放ち貴重な追加点を挙げた。続く準々決勝名城大戦では6の4。試合を重ねるごとに勢いを増した。
高校時代は主将を務め、同期には福岡ソフトバンクの砂川リチャードなどがいた。春季沖縄県大会では優勝を果たし、九州大会に出場。選手宣誓も務めた。夏は県準々決勝で糸満に2対3で敗れ甲子園出場は果たしていない。
福岡大の準決勝では初回の守備でダイビングキャッチを見せ、第一打席では左前へ運んでチャンスメイク。初回の先制に貢献した。そして8回の第4打席では中前へ適時打を放ち終盤で貴重な追加点を挙げ、チーム初の決勝進出へ貢献した。
準決勝でタイ記録に並んだ木村。決勝戦では記録更新に大きな期待がかかる。
【木村哲汰の今大会の打撃成績】
1回戦 3打数2安打1打点(vs北海道学園大)
2回戦 5打数3安打1打点(vs大阪商大)
準々決 6打数4安打0打点(vs名城大)
準決勝 4打数2安打1打点(vs福岡大戦)
18打数11安打3打点 打率.611
(記事:編集部)