10日、全日本大学野球選手権では福岡大が國學院大を撃破し同校初のベスト4進出を果たした。

 この試合の主役は福岡大のエース右腕・村上幸人(3年、九産大九州)だった。東都二冠の山本ダンテ武蔵(4年、大阪桐蔭)、福永 奨(4年、横浜出身)らクリーンナップを擁する國學院大打線を散発6安打に抑え、10回140球完投とエースとして堂々たる結果だった。

 高校時代は3年夏の第100回記念南福岡大会で準優勝を果たしている。決勝戦では沖学園に0対1の接戦で敗れ、甲子園をあと一歩で逃した。村上は9回を投げ4安打1失点と好投した。そして2年前の大学野球選手権では1回戦の星槎道都大戦で11回完封を記録。1年春から全国の舞台で躍動した。今季は5試合に登板し自責点はわずか1。5勝0敗で最多勝、リーグMVPにも輝いた。まさに「点を取られない投手」だ。小さいテイクバックから細かな変化球を使い打者に的を絞らせない。この試合もそんな投球が光った。

 高校時代から誇る抜群の安定感で初の優勝へ導けるか。決勝進出をかけた12日に行われる準決勝では福井工大と対戦する。