News

タテジマの伝統と誇りをもって戦えた 東海大・門馬大主将が振り返る復帰シーズン

2021.05.31

タテジマの伝統と誇りをもって戦えた 東海大・門馬大主将が振り返る復帰シーズン | 高校野球ドットコム
守備に就く門馬大主将

 「縦縞の伝統と誇りをもって戦えたと思います」
 29日の桜美林大学との優勝決定戦第1戦終了後、東海大学の門馬大主将(東海大相模出身)は、春季リーグ戦を総括した。

 試合は1対3で敗れ、東海大学は優勝を逃す形になった。序盤から桜美林大学の左腕・多間隼介北海出身)の真っすぐと変化の大きいスライダーの前に打線が打ちあぐね、ヒット6本に抑えられた。多間を想定して練習を重ねてきたが、「相手が1枚上手でした」と相手エースの好投を称賛した。

 この春も優勝、そして日本一を目指すことに変わりはなかったが、特別なシーズンだった。
 昨秋はリーグ最下位に沈み、なおかつチームは今シーズンから新体制となった。そのなかで門馬主将が就任し、「応援してくださる方に、勝って恩返しをしよう」と誓い、新チームは始まった。

 予断を許さない新型コロナウイルスに留意をしながら練習を重ねる姿に、井尻監督も「コロナで我慢しているところもあると思いますが、選手たちは人間的に成長しています」と選手たちの日々の様子を語る。

 チームは苦しみながらも1つにまとまり、今季のリーグ戦は6勝4敗で首位。3校が並び、優勝決定戦に持ち込んだが、あと一歩で届かなかった。

 優勝を逃し、悔しさから涙を見せながら今後に向けて「全てにおいてレベルアップしていければと思います」とチーム全体の底上げを課題に掲げた。

 縦縞の完全復活とはならなかったが、優勝決定戦にもつれる接戦を演じたのは事実だ。春に流した悔し涙が、秋がうれし涙に変わったとき、縦縞が完全復活となることを期待したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.24

東京国際大の新入生は、リーグ戦デビューの二松学舎大附の右腕、甲子園4強・神村学園捕手、仙台育英スラッガーら俊英ぞろい!

2024.04.24

【福島】田村、日大東北、只見、福島が初戦を突破<春季県大会支部予選>

2024.04.24

【佐賀】敬徳と有田工がNHK杯出場を決める<春季地区大会>

2024.04.24

【春季四国大会逸材紹介・香川編】高松商に「シン・浅野翔吾」が!尽誠学園は技巧派2年生右腕がチームの命運握る

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!