【近畿大会】大阪桐蔭vs智辯学園が公式戦で三度実現!<30日の試合・トーナメント表>
池田陵真と前川右京
近畿大会はいよいよ決勝戦を残すのみとなった。
綾羽、そして智辯和歌山を下して決勝へ勝ち上がった大阪桐蔭。そして滋賀学園、京都国際に勝利して決勝に進出した智弁学園。昨秋、そして選抜と同じメンバーで公式戦3度目の対戦が実現することとなった。
大阪桐蔭は、選抜まで主戦力となっていた松浦 慶斗、関戸 康介のプロ注目投手を投げさせることなく勝ち上がってきた。綾羽戦では新戦力・川原 嗣貴らの継投。そして智辯和歌山戦では、U15経験者にして、最速140キロ右腕・竹中 勇登が完投勝利。選抜からの成長を見せる結果となっている。この世代となり、2度負けている智弁学園相手に、3度目の正直となるのか。
対する智弁学園は、近畿大会に入り、注目スラッガー・前川 右京を1番に置く超攻撃的オーダー。前川もこの起用に応えるように、調子を徐々に上げてきた。大阪桐蔭との3度目の対戦が決まり前川は、「3度目で負けてしまったら、これまで2度の勝利の意味はなくなるので、倒さないといけない相手」と士気は高まっている。大阪桐蔭戦で完全復活と示すバッティングを見せられるか。
一方の投手陣は、滋賀学園戦では、エース・西村 王雅が先発したものの、京都国際戦では大坪 廉と藤本 竣介の新戦力を継投。この2人で勝利を掴んだことは大きな意味を持つはずだ。今大会まだ当番のない小畠 一心を含め、投手層が厚くなった智辯学園が、リベンジに燃える大阪桐蔭を三度返り討ちとするのか。
◇5月29日の試合
◇5月30日の試合
■大会日程
2021年度 春季近畿地区高等学校野球大会