奥川恭伸(星稜出身)が2勝目マーク!同級生・宮城大弥(興南出身)と比較すると…
日本代表時の奥川恭伸
ヤクルト期待の高卒2年目右腕・奥川恭伸(星稜出身)が、27日の日本ハム戦に先発。6月2失点の好投で今シーズン2勝目、そして交流戦初勝利を掴むピッチングをみせた。日本ハム戦はシーズン開幕から6試合目の登板。5月の1ヵ月間は3試合で先発をしたが、3、4月の3試合の登板成績を比較すると、成績の変化がみられる。
<3、4月の成績>
3試合先発 1勝1敗
15回 打者68人
被安打25 奪三振11 与四死球1 失点12
K/BB 11.00 奪三振率6.60
<5月の成績>
3試合先発 1勝0敗
18回 打者72人
被安打16 奪三振21 与四死球4 失点5
K/BB 5.25 奪三振率10.50
5月の3試合すべてがクオリティースタートになっており、開幕から比べると、奥川が1軍打者を抑え始めているのがわかる。この結果がどれだけ優れているのか、パリーグでブレークする同級生・宮城大弥(興南出身)と比較してみたい。
<3、4月の成績>
4試合先発 2勝0敗
28.2回 打者111人
被安打15 奪三振29 与四死球11 失点5
K/BB 3.63 奪三振率9.26
<5月の成績>
4試合先発 3勝0敗
25.2回 打者102人
被安打18 奪三振26 与四死球8 失点10
K/BB 4.33 奪三振率9.12
試合数、投球イニングが違うため、単純な比較は難しいが、奪三振率やK/BBの数値に大きな差はない。宮城の活躍が注目を浴びているが、奥川も今と同等の活躍をしつつイニング数が伸びてくれば、より一層注目を集めるのではないだろうか。
高校時代、世代ナンバーワン投手と評された奥川が、プロでもやはり凄いと言うことを今後の投球で見せてくれることを期待したい。