巨人コーチの弟を持つ片岡昭吾新監督の日本大が3年ぶりの優勝!
東都大学野球の1部春季リーグ戦は、國學院大学が優勝を飾ったが、それからおよそ2週間経過した26日、2部リーグでは日本大学が優勝を成し遂げた。
5勝1敗3分で迎えた2位・専修大学との最終戦。初回、先発・市川睦(4年・二松学舎大付出身)が3点失うも、3回にドラフト候補・峯村貴希主将(4年・木更津総合出身)のタイムリーなどで2点差。その後、1点を追加して4対3で最終回に入ると、一死満塁から2番・野村昇大郎(2年・二松学舎大付出身)が死球を受けて同点。勝ち越しには至らず4対4の引き分けに終わったが、勝率で首位に立つことになり、見事2部優勝を成し遂げた。
今季より日本大学は、監督が片岡昭吾に代わった。さらにコーチには同校OBにして元プロ野球選手の青山誠氏が就任。新体制で挑んだ初めて春季リーグ戦で優勝できたことは大きな意味のある結果だろう。
なかでもドラフト注目右腕にして最速152キロ右腕・赤星優志(4年・日大鶴ヶ丘出身)は、優勝の原動力となった。9試合に登板して3勝1敗。防御率0.78という抜群の安定感で最優秀投手と最優秀防御率。さらに最高殊勲選手の3冠を受賞。まさにエースにふさわしい活躍ぶりだったと言える結果だ。
加えて打線も今季は好調な選手が多かった。高垣広大(2年・山梨学院出身)を筆頭に打率10傑のなかに、日本大学の選手は最多4名が名を連ねる成績。投打ともに充実の戦力で、2部の頂点をとった。
春に2部優勝、秋は1部復帰優勝。日本一。この目標を掲げる日本大学にとっては、今回の優勝は目標への第一歩だ。秋に1部復帰、そして日本一という次のステップへ進むべく、6月の入れ替え戦へ再び調整を進める。