関学大が28年ぶりの大学選手権!ドラフト上位候補左腕・黒原(智辯和歌山)が157キロ?
優勝を決めガッツポーズ! 黒原拓未(智辯和歌山-関西学院大学)
大学野球の関西学生野球は25日、わかさスタジアム京都で3試合を行い、第3試合で関西学院大学が3対1で京都大学を破り、勝ち点を5として2012年秋以来の優勝を果たした。6月7日に開幕する全日本大学選手権には、1993年以来28年ぶりの出場。1回戦で四国地区大学野球連盟代表の松山大学と対戦する。
25日の結果
関西大学10-10近畿大学 (延長10回引き分け)
同志社大学3-3立命館大学 (9回引き分け)
関西学院大学3-1京都大学
今秋ドラフト上位候補・黒原拓未投手(4年・智辯和歌山)は完封から中1日ということもあり、先発しなかったが、山本晃大投手(4年・佐久長聖)、西隼人投手(3年・福岡大大濠)、鈴木翔也投手(3年・静岡)とつなぎ、9回2死1塁から「頼むぞエース」と指揮官に激を飛ばされ、マウンドに送り出された。
先頭打者の2球目の直球は、球場のスピードガン表示で157キロ。さすがに「計測ミスだと思います」と苦笑いしたが、「今日イチのボールでもあった」と胸を張った。最後はチェンジアップで空振り三振にとり、歓喜の輪に包まれた。
「試合の最後のマウンドに立たせてもらって嬉しい」と笑顔を見せたエースは、高校時代以来の全国大会を見据えた。
(取材:松倉雄太)