14日、東都大学野球春季リーグの最終週最終日は、第3試合で国学院大と中央大が対戦。4対2で勝利した国学院大が連勝で10勝2敗とし、2010年秋以来20季ぶり2度目の優勝を飾った。
 試合終了後は、思わず男泣きした鳥山監督。監督に就任して初めて指揮を執った2010年秋のリーグ戦で、いきなり1部初優勝を飾ったが、以降はあと一歩のところで優勝を逃してきた。

 「昨年まであと一勝(のところ)で負けた試合とか、涙を流しながらに卒業していった連中の顔を思い浮かべました。今日は多くのOBがスタンドに来てくれていたので、喜んでくれたのではないかなと思います」

 優勝を目指すにあたり、打線の破壊力をテーマにチーム作りを進めてきたと明かす鳥山監督。これまでは新チーム発足時、二遊間を守る選手はしっかりと決まっている一方で、クリーンナップを打つ選手の名前がなかなか挙がらないケースが多かった。
 しかし今年のチームは反対に、二遊間は未確定の状態でありながら上位打線はある程度構想は立っていたと鳥山監督は語る。

 「当初は3番・川村(啓真・日本文理)、4番・瀬戸(成一郎・鳥取城北)、5番・山本ダンテ(武蔵・大阪桐蔭)・6番・福永(奨・横浜)の四人をセットにして打線が繋がっていくイメージがありました。結果として川村が2番に落ち着いて、ダンテが3番に収まり、また今回は福永が5番に収まったことで、打線にものすごく厚みがあったと思います。福永が5番を打てたことは、相当大きな成長だと思います」

 活躍を期待された選手が、その期待通りの働きを見せた国学院大。
 2番の川村はこの試合でも今季3本目となる本塁打を放つと、1点を追う8回にも右前打でチャンスを演出。結果として36打数15安打、打率.417で自身初の首位打者のタイトルを獲得した。

 また3番に座る山本ダンテ武蔵は、今季は5本塁打を放ち、また12試合中10試合で打点を記録するなど獅子奮迅の活躍で本塁打と打点の2冠を獲得。MVPにも選出され、「やりきった結果が2冠でした。まずはチームの優勝に貢献できたことが1番嬉しい」と笑みを見せた。

 全日本大学野球選手権へは初出場となる。鳥山監督は「東都の代表としてというのは大前提で、これからまだ時間がありますので冷静になって戦い方を作戦を考えたいと思います。4連戦になるので、戦い抜けるだけのピッチングスタッフを整えたいと思います」と意気込みを口にする。

 全日本大学野球選手権でも、自慢の打線は力を見せるのか注目だ。

(記事=栗崎 祐太朗)