47イニングで58K!柳裕也の驚異の奪三振率
柳 裕也
Aクラス入りへ上位陣に食らいついている4位・中日ドラゴンズ。2021年シーズンは3年目・根尾 昂(大阪桐蔭出身)の活躍などに注目が集まるが、安定した投球を見せる5年目・柳 裕也(横浜出身)を忘れてはならない。
13日の試合が終わった時点の成績は以下の通りだ。
7試合登板(47イニング) 3勝1敗 防御率1.72(リーグ1位)
被安打29 奪三振58(リーグ1位) 与四死球7 失点7
奪三振率11.11(リーグ1位) K/BB 8.29(リーグ1位)
防御率はじめ様々な数字において、リーグ1位の好成績を残している。特にこれまでのプロ4年間の成績と比較して変化してきたのは奪三振数だ。
これまでの4年間で積み上げてきたのは62試合で321奪三振。1試合平均5~6つを記録するペースが、今シーズンは8~9つを奪う計算になっている。これまでよりもハイペースで奪三振を記録している。
9日の試合を振り返っても、ストレートの角度、切れ味はもちろんだが、同じ軌道から緩急をつけたチェンジアップなど変化球も冴えわたっていた。
昨年の奪三振王でチームメイトの大野 雄大(京都外大西出身)は1試合7~8つペースで三振を記録してタイトルを獲得した。柳はこのハイペースを維持して自身初のタイトルを獲得できるか。今後の投球からも目が離せない。
(記事:田中 裕毅)