5月8日までに5試合戦って未だ無敗の立教大。4番・山田 健太大阪桐蔭出身)、5番・東 怜央福岡大大濠出身)といった打線に注目が集まりがちだが、ここまで粘り強く戦えているのが、3年生左腕・宮 海土(國學院栃木出身)の存在だろう。

 國學院栃木時代は、3年生の時に選抜出場。当時は3投手による継投を持ち味にベスト16進出。その時から抑えを任されていた宮は、大学では1年生秋からリーグ戦デビューを果たした。今季の成績は5試合に登板し、防御率0.00。文句なしの投手成績トップでチームの勝利に貢献。立教大が誇る守護神として活躍している。

 8日の東京大学戦でも、8回からリリーフ登板。打者7人に対して奪三振4、無失点で逆転勝ちに繋げた。ただ宮本人は、「無駄な四球やミスなど隙を見せてしまいましたので、満足いく投球ではないです」と辛口の評価だ。

 そんな宮だが、ブルペンの様子を見ているとあまり時間をかけずに準備しているのが印象深い。「肩はすぐに作れるタイプなので」と宮自身は話すが、時間をあまりかけないのには他の理由もあった。

 「自分はマイペースなところがあるので、いつもベンチでゆっくりしてしまうんです。それでブルペンでは慌ててしまい準備の時間は短くなっています。ですが、これが逆に試合に程よい緊張感で入れるので、良いんじゃないかなと思っています」

 立教大の絶対的守護神はマイペースという意外な一面を持つが、「リードしている展開で試合を進めてくれれば、0点に抑えて勝つ気持ちで投げています」と抑えとして頼もしいコメントをしてくれた。

 溝口監督は宮の調整については「そこは見ないようにしています(笑)」と冗談を交える瞬間もあった。ただ、2年間指導してきたうえで、宮の調整方法を認めて信頼している。

 チームは9日の試合終了時点で単独1位となった。残すところ明治大と首位・慶応義塾大との試合のみ。優勝のためには負けられない試合が続き、しびれる試合展開になるだろう。だからこそ宮の活躍は優勝のためには必要不可欠だ。守護神・宮が勝負所でどういった投球を見せてくれるのか。今後も活躍を楽しみにしたい。。

(記事:編集部)