【関東】東海大相模、専大松戸など登場!3県で準決勝開催!<3日の試合・トーナメント表>
岡本 陸(専大松戸)
5月3日、関東地区では準決勝が行われる県が多い。関東大会出場がかかることもあり、各地で白熱した試合が展開されることが期待される。そこで各県の注目点を簡単に見ていきたい。
【栃木】
準々決勝4試合が行われる栃木県。4試合の中でも気になるのは作新学院対文星芸大付。そして青藍泰斗対佐野日大ではないだろうか。
ともに強豪として栃木県の高校野球を牽引する作新学院と文星芸大付。ただ昨秋、作新学院は県大会2回戦、文星芸大付は県大会3回戦で姿を消し、悔しさを味わっている。準決勝の切符を掴むのはどちらになるのか。
昨秋は4強まで勝ち進んだ青藍泰斗は、春から監督が交代。OBで、元プロ野球選手の石川 俊介氏が監督に就任している。新体制となったチームがこのまま秋に続いて4強入りを決めるか。一方の佐野日大は昨秋8強で姿を消している。ここまでは2試合とも10得点と打線が好調。2019年の春以来、2年ぶりの関東の舞台へ勝ち上がれるか。
【千葉】
準決勝2試合が[stadium]千葉県野球場[/stadium]で行われる千葉県。第1試合は成田と千葉学芸が激突。成田は準決勝までエース・永名 悠平を中心とした投手陣が安定。守りから攻撃に繋げることが出来るか。
対する千葉学芸は主砲・有薗 直輝が調子を上げてきた。初戦の市立柏戦で顔に死球を受けたが、徐々に回復。準々決勝・中央学院戦で高校通算57本塁打を放った。このままチーム初の決勝へ突き進めるか。
2試合目は専大松戸と県立船橋の一戦。専大松戸はエース・深沢 鳳介が今大会一度も登板していないが、144キロ右腕・岡本 陸らの好投。さらに打線も準々決勝・習志野戦で3本のホームランを放つなど、投打の調子は上がっている。
一方の県立船橋は、千葉黎明、東海大市原望洋、市立船橋を破る快進撃で勝ち上がってきた。勢いそのままに専大松戸も撃破なるか。
秋山 貫太(花咲徳栄)
【埼玉】
埼玉も準決勝2試合が行われる。4校ともに実力あるチームが勝ち残る結果になったが、昨秋王者・昌平は吉野 創士が鍵を握る。高校通算47本塁打もさることながら、守備でも身体能力の高さを発揮。攻守にわたってチームを支える。
浦和学院は昨夏の独自大会のリベンジに燃えるところだが、エース・宮城 誇南が好調。4試合に投げて未だ失点はない。他にも三奈木亜星など強力投手陣を擁する浦和学院だが、打線もホームランを放っている吉田 瑞樹など実力のある選手が揃う。好ゲームになることが期待される。
もう1試合は花咲徳栄と上尾。花咲徳栄はここまで3試合で46得点1失点と、攻守にわたって力を発揮している。エース・松田 和真を軸とした投手陣。そして野手では好調・秋山 貫太を中心に決勝進出を狙う。
対する上尾はエース・新井 陸斗と長身右腕・中澤 颯汰らを中心に安定した試合運びを見せてきた。強力・花咲徳栄打線をどこまで抑えられるか。
【神奈川】
千葉、埼玉同様に準決勝が行われる神奈川県。横浜スタジアムの第1試合に東海大相模が登場。日大藤沢との一戦を迎えるが、ここまで打線を引っ張っているのが綛田 小瑛。打率.556、ホームラン1本と結果を残している。投手陣は石川 永稀や求 航太郎。さらに大森 幹大ら複数の投手を使いながら勝ち上がってきた。
対する日大藤沢は準々決勝で向上にサヨナラ勝ちを収めるなど、接戦を制してきている。選抜王者にも粘り強く戦っていけるか。
2試合目は横浜と桐光学園の一戦。横浜は金井 慎之介、安達 大和に注目集まるが、打率7割越えの玉城 陽希とした選手も調子が良い。さらに1年生・緒方 漣を抜擢するなど、試合を通じて成長を重ねる横浜。
一方の桐光学園は、佐々木 主浩を彷彿とさせることで注目される146キロ右腕・中嶋 太一が好投を続ける。また針谷 隼和も安定した投球を見せており、横浜戦でも好投が期待される。打線は3番・内囿 光人や4番・石井 嘉朗ら中軸を中心に投手陣を援護できるか注目だ。
(記事:田中 裕毅)
◇5月3日の試合【栃木】
第74回 春季栃木県高等学校野球大会 | |
---|---|
準々決勝 | 宇都宮工 4 - 3 宇都宮 宇都宮清原球場 応援メッセージ |
作新学院 6 - 1 文星芸大附 栃木県総合運動公園野球場 応援メッセージ | |
佐野日大 13 - 2 青藍泰斗 宇都宮清原球場 応援メッセージ | |
白鷗大足利 8 - 1 宇都宮南 栃木県総合運動公園野球場 応援メッセージ |
◇5月3日の試合【千葉】
◇5月3日の試合【埼玉】
◇5月3日の試合【神奈川】