【関東】専大松戸対習志野など各県で注目カード実現！＜1日の試合・トーナメント表＞

【トーナメント表】春季千葉県大会の勝ち上がり

【トーナメント表】埼玉県大会の勝ち上がり

【トーナメント表】春季群馬県大会の勝ち上がり

【トーナメント表】春季栃木県大会の勝ち上がり

　関東地区は1日、群馬県で準決勝が行われるなど各県で大会が佳境に突入。強豪同士の一戦も繰り広げられるなど見逃せない試合が続くが、今回は各県の注目ポイントをまとめていきたい。

【千葉県】
　30日からの連戦で、1日は準々決勝4試合が行われる。そのなかでも気になるのは下記の2試合。
千葉学芸対中央学院
専大松戸対習志野

　千葉学芸はプロ注目スラッガー・有薗 直輝に注目。市立柏戦で死球退場となっていたが、3回戦・東京学館船橋戦で復帰して2打点を記録している。そして中央学院は飯尾 嶺、細谷 怜央の剛腕コンビを擁している。特に細谷は3回戦・幕張総合戦で150キロを計測している。スラッガー。有薗、飯尾と細谷のWエースの対決に注目したい。

　また選抜出場の専大松戸は、ライバル・習志野と激突。ここまではエース・深沢 鳳介を温存して勝ち上がってきた。深沢の登板があるか気になるが、チーム力でベスト8まで勝ち進んだ専大松戸の野球も注目。対する習志野は昨秋、地区予選で敗れたが、今大会は準々決勝まで勝ち上がった。今大会は3回戦までで17人の選手を起用するなど、勝ち進みながら全員で勝利をつかんできた。好ゲームになることが期待される。

＜注目校＞
・千葉学芸
・中央学院
・専大松戸
・習志野

【埼玉】
　千葉と同様に準々決勝に突入する埼玉県。強豪ばかりが勝ち残っている今大会だが、なかでも取り上げたいのは下記の2試合。
埼玉栄対浦和学院
春日部共栄対花咲徳栄

　埼玉栄対浦和学院は、昨秋の南部地区予選の決定戦でも実現している対戦カード。この試合では、浦和学院が吉田 瑞樹のホームランなどで13対0で埼玉栄を下している。埼玉栄は主軸を担うエース・塚本 壮施を筆頭に今大会は投手陣が好調。野手陣が調子を上げてくるかがポイントとなりそう。一方の浦和学院はコロナの影響で6週間ほどのブランクがありながら大会に入るも、エース・宮城 誇南、三奈木 亜星らの活躍もあり、順調に勝ち上がってきた。秋の再戦はどちらに軍配が上がるか楽しみだ。

　春日部共栄と花咲徳栄の強豪同士の一戦も見逃せない。春日部共栄は昨秋3番だった増田 凛之介を1番に昇格。その増田が3回戦までで打率.636とチームトップの成績で好調ぶりを見せている。打線の火付け役として活躍なるか。そして花咲徳栄は2試合とも2桁得点で無失点という盤石の試合運び。驚異の打率.800をマークする冨田 隼吾に加えて、ホームランを放った秋山 貫太など打線は強力。投手陣を見ても松田 和真、堀越 啓太といった140キロを超えるような剛腕たちが揃っている。春日部共栄相手にはどういった試合を見せるのか。

　他にも昨秋の県大会王者・昌平なども登場するなど、見逃せない戦いが続く。

＜注目校＞
・埼玉栄
・浦和学院
・春日部共栄
・花咲徳栄

【群馬県】
　準決勝2試合が予定されている群馬県。秋はベスト4まで勝ち上がった館林は、健大高崎を下した東農大二と対戦。館林は高い奪三振能力を誇る宮村 一輝や主砲・稲村 竜暉。東農大二は巧みな投球が光る黒岩 光崇に加えて、小沢侑祐らを軸とした打撃陣とともに投打で力がある。

　そして前橋育英を破った進学校・太田は実力校・関東学園大付と対戦。勢いそのままに決勝の椅子も掴むことが出来るのか。

＜注目校＞
・東農大二
・館林
・太田
・関東学園大付

【栃木】
　2回戦4試合が行われる栃木。勝ったチームはベスト8進出が決まるが、昨秋準優勝・石橋が宇都宮南との試合に登場。中部地区予選の真岡北陵には完勝。冬場取り組んできたバッティングの成果を発揮したが、宇都宮南相手にも鍛え上げた打力を発揮できるか。また昨秋4強の青藍泰斗も鳥山との一戦が控える。他にも、佐野日大や白鷗大足利といった県内の強豪校が登場する。
＜注目校＞
・青藍泰斗
・佐野日大
・白鷗大足利
・石橋

（記事：田中 裕毅）

◇5月1日の試合【千葉】

◇5月1日の試合【埼玉】

◇5月1日の試合【群馬】

◇5月1日の試合【栃木】