両リーグとも新人選手たちの活躍が目立つ。投手では早川 隆久(楽天)や鈴木 昭汰(ロッテ)、伊藤 大海(日本ハム)といった大卒のドラ1投手たちがローテーションに入っている。

 野手では佐藤 輝明(阪神)や牧 秀悟(DeNA)らがすでに主軸としてチームに欠かせない存在となった。両リーグの新人王争いも彼らを中心に繰り広げられていくだろう。一方で新人王資格を有している2年目以降の選手たちも結果を残しつつある。

 そこで両リーグともに新人資格を有している2年目以降の選手たちを取り上げていく。

 セ・リーグの野手では羽月 隆太郎(広島)がレギュラーポジションを奪いつつある。神村学園高出身の羽月は2018年ドラフト7位で指名された内野手。昨シーズン一軍デビューを果たし17試合に出場し打率.182(33打数6安打)の成績を残していた。

 今シーズンは4月9日に一軍昇格を果たすと、ここまで12試合に出場。打率.424(33打数14安打)と気を吐いている。昇格当初は途中出場がメインだったが、4月22日のヤクルト戦からはスタメンでの出場が続く。同日から4試合連続マルチ安打を放つなど止まらない。スタメン出場を続け、最終的に打率3割をキープできれば新人王争いに加わってくるはずだ。

 松本 友(ヤクルト)も少ないチャンスをモノにした。松本は2018年育成ドラフト2位で指名されBC福井から入団した内野手。登録は内野手だが外野も守ることができるユーティリティープレーヤーでもある。

 今シーズンは開幕こそ二軍スタートだったが、新型コロナウイルスの影響で主力が抹消された際に一軍へ昇格。そこから結果を残し続け、主力が復帰しても一軍帯同が続いている。ここまで15試合に出場し打率.357(28打数10安打)、OPS.919とバットで結果を残しておりスタメンでも8試合に起用された。

 そして根尾 昂(中日)。大阪桐蔭高から中日へと入団したスター候補も今年が3年目となる。本来のポジションである遊撃手ではなく外野での起用が続くがキャリアハイを更新する20試合に出場。打率.169(59打数10安打)と成績面では物足りなさが残るも着実に成長している。ここまでは藤原 恭大(ロッテ)ら同世代のドラフト1位たちに遅れを取っていたが、それを取り返す飛躍の年となりそうだ。

 彼らは現時点では成績面でもインパクトでも佐藤や牧には及ばない。しかし2年目以降の選手たちが急成長を遂げることはよくあること。彼らが新人王争いに絡んでくるような活躍に期待したい。

<セ・リーグ新人王資格を有する2年目以降の主な野手>

根尾 昂大阪桐蔭高→2018年中日1位)
20試合 打率.169(59打数10安打) 0本塁打 6打点

羽月 隆太郎神村学園高→2018年広島7位)
12試合 打率.424(33打数14安打) 0本塁打 4打点

松本友(東福岡高→明治学院大→BC福井→2018年ヤクルト育成2位)
15試合 打率.357(28打数10安打) 0本塁打 1打点

滝野 要大垣日大高→大阪商業大→2018年6位)
18試合 打率.182(11打数2安打) 0本塁打 0打点

中村 奨成広陵高→2017年広島1位)
5試合 打率.500(4打数2安打) 0本塁打 0打点

※数字は2021年4月28日終了時点

(記事:勝田 聡)