開幕から菊池 涼介(広島)が好調だ。ここまで打率.360(111打数40安打)はセ・リーグ打撃ランキングでトップを走っている。また本塁打も5本と長打力も見せており、OPS.916は鈴木 誠也についでチーム2位。上位打線としてチームを牽引している。

 そんな菊池は東京都出身だが、高校は長野県の武蔵工大二高(現東京都市大塩尻高)から中京学院大を経て広島に入団している。

 調べてみると、長野県の高校出身者は昨シーズンまで菊池と金子 弌大(長野商→トヨタ自動車→2004年オリックス自由枠)、そして直江 大輔松商学園高→2018年巨人3位)の3人しかいなかった。

 しかし、昨年のドラフト会議で育成を含め4人が指名され、今シーズンは7名となった。

 その代表格が松本第一高出身の牧 秀悟松本第一高→中央大→2020年DeNA2位)である。牧は開幕スタメンを掴むとここまで打率.307(101打数31安打)、6本塁打、18打点を記録し、チームを主軸として引っ張っている。新人としての最多本塁打記録である31本を更新するかの勢いだ。

 そして好調ヤクルトの元山 飛優佐久長聖高→東北福祉大→2020年ヤクルト4位)。元山は佐久長聖高時代に甲子園にも出場した内野手。現時点でレギュラー奪取には至っていないものの、開幕一軍入りを果たしすでに2本塁打を放っている。守備には定評があり、打撃面で結果を残せばレギュラー定着も見えてくる。

 阪神の髙寺 望夢上田西高→2020年阪神7位)は高卒ルーキーということもあり、現時点で一軍での出場はない。しかし二軍では15試合に出場し、打率.256(43打数11安打)と高卒1年目にしてはまずまずの数字を残している。

 育成契約の赤羽 由紘(日本ウェルネス筑北高→BC信濃→2020年ヤクルト育成2位)は打率.125(48打数6安打)、1本塁打と打撃面では苦戦している。また内野手ながらチーム事情もあり外野での出場が多い。

 ルーキーたちは、同じ長野県の高校OBである菊池や金子といった実績者たちに続くことができるだろうか。

【長野県の高校出身者】
※2021年シーズンNPB所属

牧 秀悟松本第一高→中央大→2020年DeNA2位)
元山 飛優佐久長聖高→東北福祉大→2020年ヤクルト4位)
髙寺 望夢上田西高→2020年阪神7位)
赤羽 由紘(日本ウェルネス筑北高→BC信濃→2020年ヤクルト育成2位)※育成契約
髙寺 望夢上田西高→2020年阪神7位)
直江 大輔松商学園高→2018年巨人3位)※育成契約
菊池 涼介(武蔵工大二高(現東京都市大塩尻高)→中京学院大→2011年広島2位)
金子 弌大(長野商→トヨタ自動車→2004年オリックス自由枠)

(記事:勝田 聡)