雨の影響で1日遅れで開幕した東都大学野球の2部リーグ。開幕試合に登場した日本大は終盤に打線がつながり、大正大を13対2で下して白星を飾った。この勝利に貢献したのがエースであり、今秋のドラフトで注目かかる赤星 優志日大鶴ヶ丘出身)だ。

 コンパクトにまとめ、肘をしっかりと前に出して打者寄りでリリースしたボールは、この試合で最速148キロを計測。自己最速は昨秋のリーグ戦で計測した152キロとなっており、非常に魅力的なスピードボールを持っている赤星だが、片岡監督が評価するのは「コントロールの良さを活かして変化球も混ぜた打たせて取る投球です」と評価する。

 その評価通り、赤星は「調子はあまり良くなかった」といいながらも7回投げて被安打8、奪三振7ながらも与四死球はわずか1つ。ランナーを背負いながらも要所を締める投球が光った。その投球を支えたのがカットボールやツーシームといった小さく動く変化球だった。

 昨秋のリーグ戦を終えてから、赤星は変化球の精度を高めることを課題に新しい握りへの挑戦も敢行した。そして「変化球を投げる時に曲げようとしてしまい、腕が横ぶりになってしまうときがあった」というところから投球フォームの改善も行ってきた。

 ブルペンやネットスローでは映像を撮影。どれだけ真っすぐを投げる時と同じ腕の振りができるか。好調時のフォームなどとも比較、そして試行錯誤をしながらフォームの再現性を高めてきた。

 赤星の冬場の取り組み、そして大正大戦については、指揮官・片岡監督もエースとして高く評価している。

 「体力はもちろんですが、しっかりと自覚をもって練習をして大きく成長しました。この開幕戦にもしっかりと合わせてチームが勝てるように冷静に投げてくれたと思います」

 大学代表候補、そしてドラフト候補としても今後の投球は注目されるが、まずは2部制覇が当面の目標だ。

 「プロ入りする前にまずは1部に昇格しないといけないと思いますので、1部へ上がれるように次の登板では粘り強く投げたいと思います」

 開幕戦で見事白星を掴んだ赤星。今季はどれだけの勝利を重ねてチームを勝利に導けるのか。今後の登板も注目だ。

(記事:編集部)