開幕から3週間ほどが経過した。すでに多くの新人選手が一軍でデビューを果たし立派な戦力になっている。

 なかでも野手では牧 秀悟(DeNA)と佐藤 輝明(阪神)の活躍が目立つ。この両選手は大卒でプロ入りを果たしているが、いずれも高校時代に甲子園への出場経験はなかった。高校時代に甲子園という大舞台を経験していなくても、1年目からこれだけ活躍する選手は多くいるのである。

 そこで各球団の過去5年のドラフト指名された大卒選手たちの甲子園出場歴を調べてみた。

 中日は2018年と2019年に支配下指名した4人の大卒選手は全員に甲子園出場歴があった。滝野 要大垣日大高→大阪商業大→2018年6位)と橋本 侑樹大垣日大高→大阪商業大→2019年2位)は1学年違うものの、2013年夏の甲子園に揃って出場している。

 2年生だった滝野は背番号「5」、1年生の橋本は背番号「10」での出場。初戦で古川 侑利(現巨人)擁する有田工と対戦し5-4で敗れた。滝野は4打数2安打と結果を出したものの、橋本は2番手で1回3失点と打ち込まれている。

 滝野は翌年の夏も甲子園に出場した。初戦で4打数2安打2打点と気を吐くも2回戦では無安打に終わった。また、この試合で滝野は先発を務め2回途中4失点(自責1)で敗戦投手となっている。なお、2年生の橋本はベンチ入りメンバーから外れていた。

 梅津 晃大仙台育英高→東洋大→2018年2位)は、2013年春の甲子園に2年生ながら背番号「11」でベンチ入りを果たすも出番は訪れなかった。梅津の1学年下になる郡司 裕也仙台育英高→慶応大→2019年4位)は、2015年春夏の甲子園に出場。夏の甲子園では平沢 大河(現ロッテ)らとともに準優勝に輝いている。

 柳 裕也横浜高→明治大→2016年1位)は2年時の2011年春から3季連続で甲子園に出場。柳にとって最後の甲子園となった2012年春の大会では初戦で高知高相手に完封勝利。2回戦では聖光学院高相手に1失点完投と好投を続けた。この試合では現在チームメートの岡野 祐一郎に投げ勝っている。

 しかし、準々決勝の関東一高戦では9回途中4失点で敗戦投手になった。この試合では1学年下の中村 祐太(現広島)との投げあっている。

【過去5年のドラフト指名選手の甲子園出場有無】
※育成指名は支配下登録された選手のみ
※◎が甲子園出場歴あり(ベンチ入り)

<2020年>
2位:森 博人豊川高→日体大)
育1位:近藤 廉(豊南高→札幌学院大)

<2019年>
2位:橋本 侑樹大垣日大高→大阪商業大)◎
4位:郡司 裕也仙台育英高→慶応大)◎

<2018年>
2位:梅津 晃大仙台育英高→東洋大)◎
6位:滝野 要大垣日大高→大阪商業大)◎

<2017年>
育2位:石田 健人 マルク東邦高→龍谷大)

<2016年>
1位:柳 裕也横浜高→明治大)◎
2位:京田 陽太青森山田高→日大)
4位:笠原 祥太郎(新津高→新潟医療福祉大)
6位:丸山 泰資東邦高→東海大)

(記事:勝田 聡)