高卒新人最多安打の来田涼斗(明石商出身)。高校時代から着実な成長
オリックス・来田涼斗選手※写真は2月のキャンプより
現在、高卒新人で最も安打を記録しているのがオリックス3位の来田涼斗選手(明石商出身)だ。
なんと17安打を記録している。打率.239はウエスタン・リーグに所属する高卒新人では一番の数字だ。さらに3盗塁をマークし、走れる野手でもある。
本塁打こそまだないが、高校時代と比べても着実に進化を見せている。
来田選手は2年秋に兵庫選抜に選ばれ、木製バットで試合に出場していたがまだ扱いきれておらず、コンタクト力も低かった。それでも振り抜いた打球には鋭さもあり、さすがのものがあった。
プロに入ると手首でこねる悪癖がなくなり、きれいに腰が回り、打撃のポイントが着実に広がった。結果として広角にヒット性の打球を打つことができ、これがここまでの成績に繋がっているのだろう。
短期間でここまで進化を遂げた来田の取り組み、オリックスの指導は素晴らしいものがある。
まだ開幕して1ヶ月ほどだが、長期的に見てどこまで数字を伸ばせるのか楽しみにしたい。
(記事=河嶋宗一)