1996年以来の国立大のドラフト1位に期待がかかる佐藤 隼輔仙台出身)は10日の武蔵大戦に先発し、3安打完封勝利を挙げた。

 「相手は嫌らしい武蔵大さん。山内と投げ合いになれば、点は取れないですし、取られない試合展開にする必要がありました」

 その言葉通り、武蔵大の山内(4年・東海大菅生)と息詰まるような投手戦だった。

 12球団のスカウトが注目する中で始まった開幕戦のマウンド。佐藤はその経験値の高さを生かした投球だった。セットポジションから常時130キロ後半~140キロ前半(最速148キロ)の速球、125キロ前後のスライダー、130キロ前半のチェンジアップを投げ分ける。

 ストレートを見せ球にしつつ、スライダーで空振りを奪う投球で、対応力が高い打者がそろう武蔵大の打者を打たせて取る投球を見せる。最大のピンチは7回裏。一死二、三塁のピンチを迎える。

 この場面、佐藤は「自分が先頭打者を出していたので、なんとしても抑えるつもりでした」

 ギアを入れた佐藤は147キロをマークした速球で押して見事にピンチを切り抜けると、9回まで高い集中力を保ち、103球、3安打、2四球、8奪三振完封勝利を挙げた。これでリーグ戦通算6度目の完封となった。

 川村監督は「これまで完璧を求めているところはあったが、ゲームメイク、勝てる投球を心がけ、それができるようになったのは成長したところ」と成長を見せる佐藤の投球をたたえた。

 3月24日の立教大とのオープン戦で、ひじを高く上げて、しっかりと割れを作る投球フォームを心がけ、終盤でも146キロを投げ、スタミナ面でもアピールした佐藤。今年のアマチュア界屈指の左腕としてこれ以上ない結果を残しスタートを切った。


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