香川県高野連・春季県大会一般入場客の差し止めを発表 四国大会も一般客入場は困難に
前回大会(2019年度)王者・四学大香川西
4月6日(火)香川県高等学校野球連盟(以下、香川県高野連)は鏡原 寿吉・会長名で声明を発表。現在4月10日(土)に藤井vs丸亀城西、高松商vs英明による準決勝、翌11日(日)に3位決定戦及び決勝戦を予定している「令和3年度春季四国地区高等学校野球香川県大会」(以下、春季香川県大会)について、一般客入場も含めた有観客試合から学校関係者(控え部員、選手の保護者、一般生徒、教職員、OB会、後援会)のみ入場を許可する制限入場とすることを発表した。
これは香川県の新型コロナウイルス感染警戒レベルが4月4日(日)に上から2番目の「感染拡大防止集中対策期」まで引き上げられたことによるもの。鏡原会長は声明内で「たいへん心苦しい中での決断となってしまいました」とお詫びを述べた上で、「選手、役員の安全はもちろん感染拡大防止を目的とし対応を取らせていただくことになりました」と理解を求めている。
そこで気になるのは4月24日(土)・25日(日)、5月1日(月)に同じく香川県内で開催される「第74回春季四国地区高等学校大会」(以下、春季四国大会)における観客入場制限についてであろう。これについて福井 博三・香川県高野連理事長は4月7日(水)「高校野球ドットコム」の独占電話取材に対応した。
同大会の一般客の入場についての質問に対し福井理事長は「香川県の感染拡大防止集中対策期が4月24日(土)までとなっている以上、少なくとも1回戦については一般客の入場はできませんし、他3県の高野連にはその決定を伝えました。また、4月25日(日)以降は香川県の警戒レベルの状況次第にはなるが、現在の感染状況やゴールデンウィークを控えている時期を考えると、残念ながら一般客の入場は難しいと言わざるをえない」と、春季四国大会での1回戦における一般客入場は不可能となることを明言。かつ、大会全体を通じての一般客の入場についても否定的な見解を示している。
ここまで最速152キロ右腕・森木 大智投手(3年)がいる高知をはじめ、センバツ出場校の明徳義塾(高知)・聖カタリナ(愛媛)、高校通算23発の投手&捕手二刀流・古和田 大耀(3年主将)がけん引する新田(愛媛)、春季徳島県大会決勝戦では昨夏独自大会・昨秋県大会に続き、またしても壮絶な打撃戦を演じた鳴門、徳島商の6校が出場を決め、話題満載の大会となることが見込まれていた春の四国高校野球王者決定戦。
高校野球ファンの皆さんにとっては極めて残念な決定となってしまったが、まずは各々が感染拡大防止予防策を徹底した上で、感染状況の劇的な良化を期待しつつ、夏に向けた辛抱をしていきたいところである。
【香川】4月10日の試合
令和3年度(第74回) 春季四国地区高等学校野球 香川県大会 | |
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準決勝 | 藤井 12 - 9 丸亀城西 香川県営野球場(レクザムスタジアム) 応援メッセージ |
英明 9 - 6 高松商 香川県営野球場(レクザムスタジアム) 応援メッセージ |
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・令和3年度(第74回) 春季四国地区高等学校野球 香川県大会
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・第74回 春季四国地区高等学校野球大会 高知県予選
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・第74回 徳島県高等学校野球春季大会
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・令和3年度(第74回) 春季四国地区高等学校野球 愛媛県大会