3月30日の日本ハム戦で、西武のタイシンガー ブランドン 大河がプロ初安打を本塁打で飾った。この試合ではその他にも適時打、犠飛も放っており2安打4打点と大活躍。レギュラー獲りへ向け猛アピールした。

 ブランドンは昨年のドラフト会議で6位指名を受け、東農大北海道オホーツクから西武へと入団した右打ちの内野手。オープン戦では13試合の出場で打率.259(27打数7安打)、2本塁打、6打点とまずまずの成績を残すと、走攻守揃った万能タイプとして開幕一軍入りを掴んだ。そんなブランドンは大学こそ北海道だが、出身は沖縄県であり、沖縄県立石川高校を卒業している。

 調べてみると沖縄県の高校の出身選手は西武に多い。

 ブランドンが初本塁打を放った同日の試合で、先制の本塁打を打った山川 穂高(中部商→富士大→2013年西武2位)もそのひとり。山川は2018年・2019年と2年連続で本塁打王を放った長距離砲。2019年には沖縄県出身の選手として初めて、沖縄の球場で本塁打(公式戦)を放っている。

 山川の2学年下にあたる多和田 真三郎中部商→富士大→2015年西武1位)も中部商から富士大を経て西武へと入団した。2018年には16勝をマークし最多勝を獲得。山川とともにパ・リーグ制覇へ大きく貢献した。現在は自律神経失調症からの復帰を目指し育成契約で奮闘している。

 その他には昨年の新人王である平良 海馬八重山商工→2017年西武4位)もそう。2年目の2019年にブレイクすると、昨年はチーム最多の54試合に登板。防御率1.87とセットアッパーとして君臨した。

 その他にはアンダースローで一軍定着を目指す与座 海人(沖縄尚学高→岐阜経済大→2017年西武5位)もそうだ。

 今シーズンの西武は投打の主力を含め、5人もの沖縄県の高校出身者が在籍しているのである。これは支配下登録選手に限ると12球団最多の人数となっている。

 初本塁打を放ったブランドンも山川や平良といった先人たちにつづく活躍に期待がかかる。

<西武の沖縄県の高校出身者>

山川 穂高(中部商→富士大→2013年西武2位)
多和田 真三郎中部商→富士大→2015年西武1位)
与座 海人(沖縄尚学高→岐阜経済大→2017年西武5位)
平良 海馬八重山商工→2017年西武4位)
タイシンガー ブランドン 大河石川高→東農大北海道オホーツク→2020年西武6位)

(記事:勝田 聡))