甲子園球場で行われている春のセンバツ高校野球において、天理高が24年ぶりのベスト4進出を果たした。その原動力となっているのがエースの達 孝太である。

 190センチを超える長身から150キロに迫るストレートが武器の右腕は、ほぼひとりで投げ抜いてきた。プロ志望届を提出すれば、今秋のドラフト会議で注目を集めるのは間違いない。ドラフト1位を含め上位指名される可能性が高い。

 達と同じ天理高からプロ入りを果たした選手を見ると、現役選手では上位指名を勝ち取った選手しかいない。

 投手では唯一の現役選手となる森浦 大輔(広島/天理高→天理大)は昨年のドラフト2位でプロ入り。今春のキャンプでは一軍スタートを勝ち取ると結果を残し続け、開幕一軍入りを掴んだ。貴重な左腕として勝ちパターン入りの可能瑛もありそうだ。

 野手では2018年ドラフト1位入団で高卒3年目の太田 椋(オリックス)が、ブレイク候補として開幕スタメンを掴んだ。開幕三連戦では長打こそ出なかったものの、3試合連続安打を記録している。昨シーズンは20試合の出場で3本塁打を放っており、長打力がある選手。一軍の水に慣れてくれば、もっと長打は増えてくるだろう。

 大卒組では2013年ドラフト2位の西浦 直亨(ヤクルト/天理高→法政大)と2014年ドラフト1位の中村 奨吾(ロッテ/天理高→早稲田大)が、それぞれのチームで主力として活躍している。西浦は規定到達こそ2018年の1度だけだが、ヤクルトの内野陣に欠かせない存在となった。今年は元山 飛優佐久長聖高→東北福祉大)らとポジションを争っている。

 中村はミスターロッテの証でもある背番号「8」を背負うレギュラー二塁手。今シーズンからはキャプテンも務めている。2018年から3年連続で規定打席に到達しておりチームの顔的存在だ。今年ももちろん開幕スタメンを手にし、3試合目には本塁打を含む2安打マルチと結果を出した。

 天理高のOBたちは上位指名でNPB入りをはたし、役割は違えど今年も一軍の戦力になっている。将来、達もこの輪に加わることに期待がかかる。

<天理高OBの現役NPB選手>

森浦 大輔天理高→天理大→2020年広島2位)
太田 椋天理高→2018年オリックス1位)
中村 奨吾天理高→早稲田大→2014年ロッテ1位)
西浦 直亨天理高→法政大→2013年ヤクルト2位)

(記事:勝田 聡)


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