初打席HRの岡本、V投手の村上 センバツを彩った智辯学園OB
岡本 和真(智辯学園)
22日に大阪桐蔭との初戦を迎える智辯学園。過去、選抜には14度出場を果たしている、近畿地区を代表する名門校だ。近年では2016年の第88回大会で初優勝を達成している。そんな智辯学園からは過去の大会を彩る活躍をした名選手が多い。
まずは2014年の第86回大会に出場した岡本 和真が筆頭に挙がるだろう。前年の秋季大会では近畿8強の成績で出場校に選出される。秋に記録した打率.632、4本塁打は当時の出場選手トップの成績だった。大会屈指のスラッガーとして乗り込んだ初の聖地では初戦の三重戦の初打席で実力を発揮する。
初回、「3番・三塁手」として出場した岡本に対するは大会屈指の好左腕・今井 重太朗。フルカウントから高めの変化球をとらえ、バックスクリーンへ運んだ。そして第三打席でも、今度は左翼席に飛び込む本塁打を放ち、4打数3安打、2本塁打、2打点と大暴れ。鮮烈なデビューを飾った。
そして4番には1学年下の廣岡 大志がスタメンで出場。廣岡も4打数2安打1打点と打棒を発揮した。ともにプロ入りを果たした2人のスラッガーは、廣岡が巨人へトレード移籍し、7年ぶりに同チームでプレーする。高校時代と同じく、両者がクリーンナップに名を連ねる日が来るだろうか。
村上 頌樹(智辯学園)
そして初の全国優勝を達成した2016年にはエース・村上 頌樹がチームを牽引した。大会では全5試合で完投。47回を自責点2という抜群の安定感を誇り、まさにチームの大黒柱として君臨した。東洋大に進学後も3年春にはリーグ戦で6勝0敗、防御率0.77を残すなどさらに磨きをかけ、昨年のドラフトでは阪神に5位指名を受け、今季からプロ1年目のシーズンを迎える。
今年の「智辯学園の3番」を務めるのが、高校通算30発超えの前川 右京だ。1年夏から甲子園を経験し、今大会は世代最多の3度目の甲子園となる。前川もすでにその実力には折り紙付きだ。今大会の主役となれるか、まずは昨秋近畿大会決勝の再戦となった大阪桐蔭を迎えうつ。
23日の試合
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