タイトル2冠に甲子園V投手…佐藤輝明のホームランから見た下克上ぶり
阪神期待のルーキー・佐藤 輝明(仁川学院出身)
シーズン開幕まで残り10日と迫った16日、阪神期待のルーキー・佐藤 輝明(仁川学院出身)が再び一発を放った。ヤクルトとのオープン戦で第5号となるツーランを放ち、チームの勝利に貢献。開幕1軍へまた一歩前進した。
これまでに佐藤選手の成績がいかにルーキー離れした数字だったのか見てきたが、今回は5本のホームランを誰から打ったのか。対戦投手の顔ぶれを振り返ってみたい。
1本目:石川 柊太(都立総合工科出身)
2本目:スコット
3本目:高橋 光成(前橋育英出身)
4本目:高橋 優貴(東海大菅生出身)
5本目:寺島 成輝(履正社出身)
実に様々な投手からアーチを描いている。昨シーズンは2冠に輝き、2021年シーズンの開幕投手になっている石川をはじめ、高校時代に甲子園優勝を果たすなど今シーズンの開幕投手に指名された高橋 光成。
来日2年目のスコットに、大卒3年目左腕・高橋 優貴。そして同じ関西圏出身の同世代で、高校時代には甲子園と日本代表を経験した履正社出身の寺島。前橋育英、東海大菅生、履正社といった強豪校出身や、プロでタイトルを獲得している投手から実績がまだ少ない佐藤選手が次々とホームランを放っていることは1つ意味がある結果ではないだろうか。
また右、左、さらには外国人投手からも一発を放っていると言うことも、評価すべき点ではないだろうか。シーズンでも同様の活躍を見せられるか期待を膨らませながら開幕を待ちたい。
(記事:田中 裕毅)
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