初戦最後に激突する古参と新鋭
畔柳(中京大中京)、深沢(専大松戸)
19日から開幕する今年の選抜大会で1回戦最後のカードとなる3月24日の第一試合で登場するのが中京大中京と専大松戸だ。中京大中京は2年連続選出で、出場校最多の32回目の出場となる。一方、専大松戸は2015年夏に甲子園出場経験があるものの選抜大会は初出場だ。初戦最終カードは最多出場校と初出場校との戦いとなった。
中京大中京は2年連続で東海地区王者に輝いている。今年のエース、最速151キロを誇る畔柳 亨丞は中学時代、SAKAE名古屋ヤングでプレーしU-15日本代表にも選出された。公式戦は10試合で登板し防御率は0.72と抜群の安定感を誇る。1試合平均10.87奪三振も魅力的。早くもドラフト候補に挙がる大会屈指の好右腕の一人だ。
専大松戸は県大会3位から関東大会4強入りを果たして出場権を獲得した。1年秋から主戦で登板するサイド右腕・深沢鳳介は中学時代、東京都江戸川区の上一色中で全国ベスト4の実績がある。関東大会では2試合連続完封勝利で選抜当確へ牽引した大黒柱だ。出場最年長となる72歳の持丸 修一監督は2007年から同校で指揮を執り、着々と実力をつけ初の選抜出場を勝ち取った。キャリア4校目、自身9度目の甲子園出場となった。
中京大中京は現在4度の選抜優勝を誇り、5度の東邦に次いで2位の優勝回数となっている。今大会で優勝を果たせば歴代最多タイ記録となる。専大松戸は甲子園での白星はまだない。今大会で初白星を飾り同校の歴史に名を刻むことができるか。両校の健闘を祈る。
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