出場32校で甲子園決勝を戦ったことのあるチームは?
小笠原 慎之介(東海大相模)、佐藤 世那(仙台育英)
2月23日には今年のセンバツ大会の組み合わせ抽選会が行われる。昨年の第92回大会は新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となり、夏に「甲子園交流試合」は行われた。その交流試合で試合前から最も注目を集めたのが2019年夏の決勝戦と同カードの履正社ー星稜の一戦だろう。今回も甲子園で決勝戦を戦った経験のあるチームが出場している。今大会出場32校で過去春夏の甲子園で決勝戦を戦った大会は以下の通り。
2001年春(第73回) 常総学院 7-6 仙台育英
1997年春(第69回) 天理 4-1 中京大中京
1959年春(第31回) 中京商 3-2 岐阜商 (現中京大中京と現県立岐阜商)
1956年春(第28回) 中京商 4-0 岐阜商 (現中京大中京と現県立岐阜商)
直近では2015年夏に東海大相模と仙台育英が決勝を戦い、10対6で東海大相模が勝利し45年ぶり2度目の優勝を果たした。今大会は東海大相模は関東8強、仙台育英は東北王者として出場を決めている。
そしてセンバツ大会では2001年の常総学院と仙台育英、1997年の天理と中京大中京、1956、59年の中京大中京と県立岐阜商が対戦している。仙台育英は選手権準優勝2回、選抜準優勝1回と春夏ともに優勝まで一歩としている。今大会で悲願は達成されるか、注目だ。
どちらも全国制覇の経験がある天理と中京大中京は第69回大会で対戦。この両校は直近では一昨年の明治神宮大会準決勝で対戦しており、中京大中京が10対9のサヨナラ勝利を収めた。この試合では天理の7番・河西 陽路の大会新記録となる1試合3本塁打を記録。 3番・瀬 千皓にも2ランが生まれ4本塁打を記録するも中京大中京が執念を見せた。
1956、59年には東海対決が行われ、2大会とも中京大中京が勝利を収めている。この両校は2019年から2年連続で東海地区大会決勝を戦っており、まさに東海地区の伝統校でライバル校と言えよう。
今大会でこれらのカードが実現となれば、注目を集める試合となるだろう。抽選会の日を心待ちにしたい。
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