天理と智辯 同時出場は何度目?
達孝太(天理)と前川右京(智辯学園)
今年のセンバツ大会には奈良県勢から智辯学園と天理の2校が出場する。両校は”奈良の双璧”として長年に渡りしのぎを削ってきた伝統校だ。昨秋近畿大会を9年ぶりに制覇した智辯学園は2年連続14回目、近畿大会8強入りで選出された天理は2年連続25回目の出場となった。両校とも昨年に続いての選出となったが、この2校のセンバツ同時選出はこれまで何度達成されてきただろうか。今回はこの両校が同時に出場した歴史を振り返っていく。
1976年(第48回大会)
天理 2回戦敗退
智辯学園 ベスト8進出
1977年(第49回大会)
天理 ベスト8進出
智辯学園 ベスト4進出
1986年(第58回大会)
天理 2回戦敗退
智辯学園 1回戦敗退
1990年(第62回大会)
天理 2回戦敗退
智辯学園 1回戦敗退
2012年(第84回大会)
天理 1回戦敗退
智辯学園 2回戦敗退
2020年(第91回大会)*中止=甲子園交流戦
天理 vs広島新庄●
智辯学園 vs中京大中京●
この両校が同時選出を果たしたのは過去に6度あり、今大会で7度目だ。2年連続同時出場は1976年と1977年の時以来2度目となった。その1977年の第49回大会では天理はベスト8進出、智辯学園はベスト4進出を果たしている。
しかしその後両校が出場した大会での成績は芳しくない。それでも天理は1997年に、智辯学園は2016年に優勝を達成しており、奈良県勢のセンバツ優勝はこの2回となっている。
近畿地区からは2017年の第98回大会で大阪桐蔭と履正社で決勝戦が行わるなど大阪勢の強さが際立っている。そして今回はフリー抽選だが、同一都道府県からの出場は考慮されるため、今大会も直接対決は決勝戦となるだろう。
昨秋は県決勝で対戦し天理が8対2で勝利している。奈良県の全国を代表する強豪校の2校は今大会で初の決勝戦での対戦はあるのだろうか、注目だ。
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